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防災の日2026③

▼【子ども向け】防災の日に行う取り組み事例

災害が起きたときに特に注意したいのが、子どもや高齢者、障がい者など、自力での避難が難しい人たちの対応です。ここでは、防災の日に取り組みたい、子どもに必要な防災についての学びを紹介します。

*避難訓練をする

災害時を想定した避難訓練を行います。ポイントは、①安全に避難できる②避難方法に慣れるの2点を目標に行います。どのような危険があるのか、それに対してどのような指示を出すのかなどの確認をします。

また、日常とは異なる非常事態に慣れることも必要です。実際に訓練をして初めて分かることもあります。問題点を洗い出して対策をしましょう。

また、③保護者への連絡や引き渡しの方法についても決めておきます。どのような手段で連絡するのか、どこに避難するのか、といった情報を保護者に伝えておくことも重要です。

*防災について考える

避難訓練と併せて、防災に関する知識も学びになります。例えば、避難訓練の約束事を分かりやすく説明する言葉に、「おかしもち」があります。「おかしもち」は保育園や学校などで使われる標語ですが、防災の日にあらためて伝えます。

■「おかしもち」とは

・おさない    お友達や先生を押さない
・かけない    危険な物があるので走らない
・しゃべらない  しゃべらないで先生の話を聞く
・もどらない   忘れ物などを取りに戻らない
・ちかよらない  危険な場所に近寄らない

また、防災に関する○×クイズに答えて、楽しみながら学ぶ方法もあります。

■防災に関する○×クイズの例

地震がおきたら「テーブルや机の下に隠れる?」「大きな声で周りの人に知らせる?」
火事を見つけた「大声で周りの人に知らせる?」「自分で火を消す?」など

その他、防災教育用の動画も公開されているので、利用してみるのも良いでしょう。

■防災教育用動画

【もし地震が起きたら…】子ども防災 避難訓練〈 保育園 幼稚園 小学校 〉みんなのライブラリー(YouTube)

【幼児向け】防災紙芝居『じょうずにひなんできるかな?』下関市消防局(YouTube)

など

*非常食を食べる非常食を食べる

災害の際は、非常食を食べることもあります。非常食は普段の食事と違うため、慣れずに戸惑う子どももいるかもしれません。

子どもたちが少しでも非常食に慣れるために、また大人は食事を提供する手順や必要なものを確認するために訓練として行います。保育園や学校であれば、アレルギーを持つ子どもにどのように対応するかも決めておくことが必要です。

実際に電気やガス、水道が止まると、食生活は大きく変化します。子どもたちにとっては、水や食べ物の大切さを知る機会にもなるでしょう。

▼防災に関して私たちができること

防災のために私たちができることは、防災の日の取り組みだけではありません。日頃からの備えも重要です。そこで、継続して準備したい防災対策のポイントを確認していきましょう。

*地域とのつながりを大切にする

阪神・淡路大震災では、家屋の下敷きになった人たちのうち、家族や地域の人たちに救出されたのは77%と高い割合でした。地域の人との交流や近所付き合いを通じて助け合える関係を築くことは、防災の第一歩です。

近所に高齢者や助けの必要な人はどのくらいいるのかといった情報も役に立ちます。まずは、あいさつから始めると良いでしょう。

*避難情報の意味を知る

防災情報が出された際、どのような行動が必要なのかが分からないと困ります。普段から災害の種類や警戒レベル、とるべき行動を理解しておきましょう。

警戒レベル5は、すでに安全な非難ができない命に危険な状況です。警戒レベル4避難指示が出たら全員避難します。

*家具類の転倒・落下・移動を防止する

近年の地震により負傷した人の30~50%は、家具類の転倒・落下・移動が原因という報告があります。家具類によりけがをしないためには、次のような対策が有効です。

・なるべく部屋に物を置かない
・家具類を固定する(L字型金具で壁にねじ止めをする、天井との間にポールを設置して固定する、粘着マットで床面に接着するなど)
・キャスター付きの家具は、ロックをするか、下皿を使い移動しないようにする
・ガラス飛散防止フィルムを貼り、割れたときに破片の飛散を防ぐなど

防災の日には、ねじが緩んでいないか、器具が劣化していないかなどを点検する日にしても良いでしょう。

▼防災の日に関するよくある質問

防災の日に関するよくある質問をご紹介します。

Q.3月11日は防災の日に制定されないの?

3月11日は「防災の日」には制定されていませんが、2011年の東日本大震災をきっかけに「防災と減災の日」として位置付けられています。

この日は震災の教訓を風化させず、次世代へ伝えることや家族・職場で防災について話し合うことを目的としています。

国の公式な「防災の日」は関東大震災の発生日である9月1日ですが、3月11日も災害への備えや意識を高める重要な日として、各地で防災イベントや特別番組、防災訓練などが行われています。

Q。6月や11月など毎月防災の日はある?

「防災の日」は毎年9月1日と定められていますが、他の月にも防災に関する記念日や啓発活動があります。例えば、11月5日は「津波防災の日」とされ、安政南海地震の実話「稲むらの火」に由来しています。

また、自治体や学校によっては毎月決まった日に防災訓練や避難訓練を実施している場合もありますが、国として「毎月の防災の日」はありません。

季節ごとに異なる災害リスクに備えて、各地で独自の防災啓発活動が行われています。

Q.防災週間とは何ですか?

防災週間は、毎年8月30日から9月5日までの1週間です。防災の日(9月1日)を含んだ期間をいいます。

この期間中、全国で防災知識の普及を目的とした講演会や展示会、防災訓練などが集中的に実施されます。

防災週間は、国民が災害への意識を高め、日頃から備えを見直す大切な機会となっています。

Q.防災の日にはどんな行事が行われる?

防災の日には全国各地で防災訓練や講演会、展示会などが開催されます。自治体や学校、企業が連携し、避難訓練や防災グッズの展示、防災功労者の表彰など多彩なイベントが行われます。

子ども向けには、クイズ大会や紙芝居、体験型の防災教室など、楽しみながら学べる行事も多く用意されています。

これらの活動を通じて、災害時に必要な知識や行動を身につける機会となっています。

*防災とSDGs

最後に、防災とSDGsの関係を確認します。防災はSDGsの目標11「住み続けられるまちづくりを」につながっています。

目標11「住み続けられるまちづくりを」

目標11「住み続けられるまちづくりを」は、2030年までに水関連災害などの災害による死者や被災者の数を減らすことを目標に掲げています。加えて、災害の死者・被災者数を減らすだけでなく、都市のレジリエンス強化も推進中です。

また、総合的な災害リスク管理を行うことも含まれています。

防災は、まちに住む私たち自身を守ることが最も重要です。災害が起きてしまった際にまちを復旧するのは、ほかならぬ私たちです。誰一人取り残されることなく災害への備えをすることや防災への意識を高めることは、目標の達成につながります。





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