逃亡者2
- カテゴリ:日記
- 2026/09/04 14:14:43
ねえ、そうでしょう? 私は彼らを恐れているのではない。必死に生きる彼らに嫉妬し、それを認められない我が身の傲慢さに、いま、狂いそうなほどの罪悪感を覚えているのです。
この傲慢さに気が付きながらも、やはりあの浅ましい喧騒には死んでも戻れないという、私のこの救いようのない卑怯さを、どうか、あなただけでも笑って、許してはくれないでしょうか。
この傲慢さに気が付きながらも、やはりあの浅ましい喧騒には死んでも戻れないという、私のこの救いようのない卑怯さを、どうか、あなただけでも笑って、許してはくれないでしょうか。
――と、そんな私の醜い告白など、まるでお構いなしに、東の空がゆっくりと、不気味なほど鮮やかに、赤く染まり始めてしまいました。
赤い朝焼けです。
ああ、夜が終わってしまう。ガス灯の青白い光が、朝の光に押し潰されて、ただの汚れた鉄の柱に変わっていく。
足元にいたあの黒い野良犬も、眩しそうに細めた眼で私を一瞥すると、朝の足音に怯えるように、どこか路地の隙間へと消え去ってしまいました。
足元にいたあの黒い野良犬も、眩しそうに細めた眼で私を一瞥すると、朝の足音に怯えるように、どこか路地の隙間へと消え去ってしまいました。
この赤い朝焼けは、残酷な合図なのです。
またあの、盛りのついた人間たちが目を覚まし、浅ましい欲望をギラギラと剥き出しにして、言葉を、街を、世界を汚し始める時間がやってくる。
そして私は、知識人ぶった傲慢な仮面をもう一度引き剥がされ、ただの無力な、卑怯な道化師として、あの薄汚い現実の渦へと引き戻されていく。
またあの、盛りのついた人間たちが目を覚まし、浅ましい欲望をギラギラと剥き出しにして、言葉を、街を、世界を汚し始める時間がやってくる。
そして私は、知識人ぶった傲慢な仮面をもう一度引き剥がされ、ただの無力な、卑怯な道化師として、あの薄汚い現実の渦へと引き戻されていく。
逃げ場所は、もうどこにもありません。
ねえ、見てください。朝日に照らされた私の顔は、きっと、ひどく滑稽で、哀れな形相をしているに違いないのです。私はこの赤い光にいたたまれなくなりながら、ただ、自分の影を引きずって、トボトボと歩き出すより他にないのです。
























