Nicotto Town ニコッとタウン

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安易な感傷と、幼稚な全能感


Ⅰ. 記号の檻
わずかな手札の、手垢のついた言葉
それすら正しく扱えず、ただ吠える
語彙の貧困は、思考の貧困そのもの
浅瀬で溺れるお前の「絶望」は
あまりにも軽すぎて、誰も見向きもしない
言葉を知らぬ者は、己を知る術も持たない
ただ、誰かが吐き捨てた流行り病のフレーズを
自分の血肉だと勘違いして、悦に浸る
その滑稽さにすら、お前は気づけない
Ⅱ. 壊れた拡声器
壊れたおもちゃのように、同じ言葉を繰り返す
「死にたい」「消えたい」「誰もわからない」
安いバーゲンセールの感情を並べ立て
世界のすべてを見通した気でいる愚かさよ
お前が必死に紡ぐ、その幼稚なポエムは
文学の端くれにすら届かない、ただの雑音
言葉に重みを持たぬ者の叫びは
風に吹かれるビニール袋のように
虚しく、醜く、ただ宙を舞うだけだ
Ⅲ. 剥製(はくせい)の未来
言葉を奪われた獣は、ただ淘汰される
砂漠に遺した書き込みは
明日には誰の記憶からも消え失せる
残るのは、自意識だけが肥大化した
哀れな人形の、変わり果てた姿だけ
センチメンタルな妄想の、これが終着駅だ
お前を救う劇的な言葉など、この世にない
なぜならお前自身が
それを理解する頭脳を持ち合わせていないのだから

#日記広場:小説/詩




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