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肉体労働職場恐るべし


ウチは肉体労働職場とは言いながらも、元公務員と言うしっかりした会社だし。

それにゆうちょ・かんぽは肉体労働ではないです。
だからアホなのは配達員と、配達員上がりの管理職だけ。
むしろコールセンターの女性の方が、ちゃんと論理的に話もします。


それはさておき。

肉体労働現場ってどうよ?って話。
私、無職で居ることに耐えられず、一時期ドカタもやったことがあります。

とても小さな、社長が家族経営しているような会社。
あるのはトラックとかそんな程度。
重機(ユンボとか)なんかは一切無し。

だから工事現場で入札なんかする現場は取れません。
取って来るのは、他社が絶対にやりたがらない現場のみ。
長い階段の上で、重機なんか入れない現場とか。


具体的に言うと、災害現場の復旧作業なんかです。
崖が崩れて、あるお宅の庭に土砂が流入。
重機は入れないから、オール手作業で土砂の搬出。

山になっている土砂を、スコップで崩して土嚢袋に詰めます。
それを長い階段の下まで運んでトラックで搬出します。

先輩社員と2人組で作業しましたが、これが有り得ないやり方。
先輩が土嚢袋の口を広げて持ってます。
そこへ私がスコップで土砂を詰めます。
袋がいっぱいになると、先輩が袋の口をキュキュッと縛って、はい次。

休憩出来るのは、袋の口を縛っているほんの何十秒か。
次の袋が用意されると、またスコップで土砂を掘っては袋に放り込む。
腕ももちろん辛いけど、腰を曲げ続けての作業も辛い。
袋の口を縛っている間だけ腰を伸ばし、腕もブルブル振ってひと息。

どう考えたって不公平。
先輩は袋の口を広げて、ホラッ頑張れって、それだけですから。

「交代でやりませんか?」
「何だよ、それは」
「あまりに作業に差があると思うんですけど」
「そりゃあ何か?俺がサボってるとでも言いたいのか?」

どう考えたってサボリだろうよ。
理不尽な話です。


どのくらいの時間作業したか、土嚢袋が300袋ぐらい出来ました。
「よし、じゃあトラックで搬出だ。俺はトラック持って来るから」

そして200段くらいの階段を、両手に土嚢袋を持って下りて行きます。
土嚢袋を持って200段、なかなか辛いです。
「距離が長いからバケツリレー方式でやろう。その方が楽だから」
「はい」
「じゃあ俺はここ、お前はここ、お前はそこ・・・」
と配置が決まりますが、人によって距離が全然違います。

段取りしたオッサンはたったの10段。
他の人達は30~40段。
30段と決められたオジサンも、いつの間にか立つ位置をズラして、距離を短くしています。
「ほれっ、ここまで来いよ」
なんて言っちゃって。


最初はトラックを運んで来た人も、一緒に土嚢リレーに加わってましたが、そのうちトラックの運転席から降りて来なくなったしね。

考えたら肉体労働の現場って、理不尽が罷り通る職場ですよね。
そう考えると、今の職場なんて甘い方かも。
どうかな?



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