市橋容疑者のニュースで
ご両親のインタビュー見ていて思ったけど、
なんか、話し方に違和感を覚えたんだよなぁ…


口では「息子」って言っておきながら

息子として扱ってる感じがしないというか、

完全に他人まではいかないとしても
ある程度事情を知ってるぐらいの知人について話してる感じというか…なんというか。


こういうのから察するに、
互いに他人行儀な家庭環境だったのかな。
あくまで、推測にすぎないけど。


ところで、ニュースによると市橋容疑者は
ご両親がともに医者である身として
矜持を持っていたらしい。

誇るぐらいだから、
当然自身も医学部を志望していたのだが、
夢叶わず、千葉大の園芸学部に進学した。

（注：千葉大の「医学部」は全国でもトップクラス）

市橋容疑者はそのことにコンプレックスを抱いていたらしく
決して自らその話題に触れようとはしなかったらしい。


受験では合否だけが、結果だけが価値を持つ。
途中にどんな努力があっても
その努力は、結果が出なければ、当然の如く評価されない。

当人の努力自体の価値を認められるのは
当人を除けば、その親だけしかいないだろう。
いや、それぐらいしかいないのだ。


果たして、市橋容疑者のご両親は
世間的に失敗したときの市橋容疑者に
どのような態度で接していたのか。

先のインタビューを見るに、想像に易い。


市橋容疑者はそういう、複雑にドロドロとしたものを抱えながら
日々を過ごしていたのだろうか。


もちろん、それだからと言って
人の命を奪ってよいなどということは決してありえない。
あってはならない。

彼は感情を昇華するための手段を間違えてしまった。
その過ちは彼自身で償ってもらわなければならないものだ
というのは確かであろう。


しかし、その要因が市橋容疑者のみに起因するかといえば
それは疑問を言わざるを得ない。

それにもかかわらず、あくまで他人ヅラを続けるその両親。

あなたがたも、事件の当事者であることを
深く認識していただきたい。
というか、そうしてもらわないと困る。


話はちょっと逸れるけどね、
「息子がそんなことをするはずがない！」
と、かたくなに息子を信じる姿勢があれば、
まだね、それでもマシだったと思えるよ。
それは、ある意味、親として「正当な」行為なのだから。

ところが、それすらしない。
ましてや、今回の事件と、あたかも無関係であるかのようにふるまう態度をとる。

そういう態度をとることができるなんて
医者以前に、一人の人間としてどうなんだろう。

あなたがたは、とても達観できた立場じゃないとは思うのだが。

それこそ、リンゼイさんが完全には、報われないだろうに。



こういう人間でも、医者になれる世の中。

そういう世界が
市橋容疑者の目にはどのように映ったのだろうか。

出所した暁に、機会さえあれば
是非伺いたいものだ。