小学校4～6の間、「いじめ」を受けていました。
クラスの数人ずつのの男女両方が私を攻撃してきていました。
歩けばどこからか石が飛んでくる、ほうきで叩かれる、毎日のようになにか持ち物が盗まれ、壊されている(これは経済的にも参りました)、机には花瓶が置かれ、家に帰れば「死ね｣などと書いた手紙。電話がかかってきて出れば、葬送行進曲が流れるといった具合でした。
当時はまだ今のようにこういった問題は提起されておらず、どこにも問題のもって行きようもないまま、両親もただ学校に行きなさいという対処しかできず、転校も、休む事も出来ず、クラスは持ち上がりで3年間、小学校卒業までこの状態は続きました。

私自身はおそらく軽度ですがADD(高機能自閉症・・先天性の脳機能異常で知性には影響がないが、人とのコミュニケーション能力や集中力に問題があったりする)があったのだろうと思われます。
忘れ物が多く、興味のない授業に集中がまったく出来ず、うろうろしたりはしないものの、ぼんやり空想してばかりいて注意をよく受けていたこと。小学校3年生当時の担任にお会いする機会があり、その際図工などで作品が出来上がるまで、一人次の授業に移れなかったなどあったようですから。
また、その年頃の女の子が興味を持ちそうなことがらに一切興味がなかったこともまずかったのだろうと思っています。
虫が好きだったのもマイナスポイントだったでしょうねえ。

中学、高校も入学やクラス替えを機に、心機一転でがんばってはみましたが、他のヒトとのかかわり方はまだまだ試行錯誤段階で、まるきり社交レベルは普通に達せず、普通の学校生活とはとても行かず、村八分にあったりして、やはり楽しい学生時代ではありませんでした。

そんな時期を経てきたので、中学以降はかなり自己改革をがんばりました。
嫌われたくない、また苛められたくはない。
なにぶん場の空気を読んだり、人とかかわる際の自然なコミュニケーション方法が分からないので、とにかく完全自己流試行錯誤でした。

なるべく人に話しかけるようにする、できるだけ相手の様子を見て、どう感じているか予想する、好かれるように努力する、人と仲良くしようと努力する、人に優しくしようと努力する・・・・・・。

短大に入ってようやく、何とか普通レベルに近づけたようでした。
しかし、やはりいつも、不安がついて回るのです。嫌われることをしていないかしら、場の空気が読めているかしら、自信がない、怖い・・・・・。

2008年12月に、ニコットに来て、春くらいから、ホームに遊びに来てくださる方も出来てきました。そんな中でも、大分薄れたとはいえ、やはり漠然とした不安は常にありました。
秋ごろから、それでも少しずつ意識が変わってきてはいたようなのですが。
そして、この秋、友人のＲｅｉｙａさんとお話をしていて、雲が晴れました。

「フラちゃんは今まで、他人の目で自分の幸、不幸を計っていたでしょう。
そして以前は嫌われたら怖いって言うのが始まりで、人に優しくしようと努力していた。
でも、最初にね、ネガティブな理由から始まった行動は、結果がどうなろうとネガティブなんだ。
優しくできてもまだ嫌われているかどうか気になる。
発祥が 『嫌われたくないから』 っていうのは、どこまで行っても、いい結果が生まれても、
次に嫌われたらどうしようって、どこまで行っても最初の 『理由』 はついてくる。
『嫌われているか、嫌われていないか』　それがずっとつくんだ。
だけどね、最近のフラちゃんの 『優しくありたい』 っていうのはポジティブだろう？
理由がポジティブからきている 『優しくありたい』 だから、結果で人が離れたとしても
 『私は優しくありたかった。そうできたんだからいい』 って、最後もまたポジティブなんだ。
同じ 『優しくする』 だけど、その意図は最後までついてくるんだ」

一気に、霧が晴れたようでした。
Reiyaさんの、このお言葉！ものすごくぴったりきました。
Reiyaさん本当にどうもありがとうございます。　なんと感謝申し上げていいやら。

そして、私をお訪ねくださる皆様、友人となってくださっている皆様にも、感謝申し上げたいと思います。
いつも、どうもありがとう。そして今後ともよろしくお願いします。