イタリア映画 ひまわり の中に
- カテゴリ:映画
- 2009/11/23 00:16:58
さっき 「ひまわり」の音楽をyou tube で探していて
発見。
ソビエトで主人公が暮らす家。駅前。
すぐそばに 原発があるんです。
線路のそば。駅のそば。
1970年公開のイタリア映画。
この場面は ソビエトロケの部分です。
他の国なら 人里はなれた土地に建設する
原子力発電所が 人が大勢乗り降りする駅のそばに!
http://www.youtube.com/watch?v=rTVv5K6dUmU&feature=related
駅に列車が入ってくる そのむこうです。遠景ではありません。ほんとうにすぐそば。
ロケですから、実際にそこにあるのです。
日本ではとてもかんがえられない映像でした。
映画と音楽のほうは とても好きな曲です。
戦争に行って 終戦になっても帰らない新婚の夫。
戦死だと言われるが遺品などない。
あきらめきれず ソビエトまで探しに行く妻。
地平線の果てまでも続くひまわり畑をさまよい歩く映像にこの音楽がかぶさってくると 胸の奥が きゅうっとなります。
http://www.youtube.com/watch?v=uJ8x92yW360
音楽のほうはこちら。こっちは背景の映像があらすじに編集してあります。
こんな人がいっぱいいるところに原発って
ソビエトってこわい
曲のほうは 「ひまわり ソフィア・ローレン」で検索すると たくさんヒットします。
サウンドトラック ヘンリー・マンシーニオーケストラ ジャズアレンジ いろいろとあります。
その中で ピアノが好きです。
ピアノの 力強いタッチでこのメロディーを奏でると たまりません。
一番最初に観たのは、おばあちゃんの膝の上で洋画劇場でだったと思います。
今、みてもある意味、古臭さを感じず新鮮なのは、今の映画が技巧に走りすぎている感があるからでしょうか。
紹介してくださって、ありがとうございました。
ソフィア・ローレンの存在感とヘンリー・マンシーニの音楽、
そしてなによりも、一面に広がるひまわり畑が、きれいであればあるほど、切なくなります。
デ・シーカの映画って、どうしてこんなに哀切なんでしょう。