JOY
- カテゴリ:自作小説
- 2009/11/25 01:57:33
JOYママは 175cmほどの長身。まったくメスを入れてない体だけど、なかなかの美人。
高島礼子 岩下志麻 二人を足して割ったような 面立ちの美人。外見からは100%の女性に見えるけど それなりの努力が必要。女性ホルモンの注射。こめかみとおでこに脂肪注射。ふっくらと丸みをつけることで 女性を演出できる。
店を売り渡し 廃業するにあたり カワイートのママは、従業員たちの再就職先を考えていた。
だけど それは あまり必要なかったようだ。いちばんの美女 目が大きくシンメトリーでアーリア系の雰囲気をもつ おっとりとした みれいは そのとき付き合っていた同郷の男性と故郷に帰って結婚することを決めていた。
銀座のスカウトマンから 時給2万円という数字を提示されても心を動かさない。まったく ハングリーさを持たない 女性だった。
他の二人は 昼間のOLとの掛け持ち勤務だったので しばらくのんびりしてから 先のことは自分で と言う。
チーフコックの渡辺さんは お店の客として来ていた 大手果実商の社長がレストランを開業するということで ヘッドとして 嘱望され 渡りに船。
JOYママは コックとして チーフのことも 欲しかったようだ。
「コックさんをさがしているのよ」
チーフの渡辺さんが無言なので 私が
「私は 調理師 持ってますよ」
と言ってみた。
ゲイバーというものに なんの抵抗も感じてなかったから。
調理師免状は 麹町のスナックに 2年目 受験資格ができたので すぐに受けたものだ。
参考書を一冊買って 一週間ほど前から 読んで丸暗記しただけ。そんなに難度の高いものじゃないから。
次の日から 私が ゲイバーJOYの チーフコック。とは言っても 調理場には私一人。
業界用語で ワンバーとか 一人コック と呼ぶんだと 後で知ったけど。
そういういきさつでnagataさんはJOYで働くことになったんですね~^^
(女性ホルモン、私も注射したいな~、最近減ってきてるような気がします^^;)