ジュエリーの裏技 7
- カテゴリ:ファッション
- 2009/11/30 23:11:55
貴金属は 少量でも高価ですから リサイクルには神経を使います。
作業後 バケツにためた水で手を洗います。
バフ作業で出る綿ぼこり、作業台 床を掃除した掃除機の中のごみ。
地金を溶かしたるつぼ。
糸鋸(0.3mm)の折れたもの。
等など、他の業種ではごみとして廃棄するものは、すべて宝の山。
昔は畳の部屋で作業する人もいましたが、古畳が売れる。
貴金属加工業者の家の畳を買い取る業者がいたのです。
大規模な会社では、空気清浄機と集塵機がひとつになった機械があって、空気中に漂う 微細なごみも捨てない。
ダスキンの営業マンが 玄関マットなどのセールスに来たら
「ごみを持ってくなんてとんでもない。こっちが金をもらえるんならいいけど」と断られてしまいます。
貴金属を加工するときに 削って粉になる部分を全て回収することは困難なので、
昔からの商習慣として、一割を減りとする、というものがあります。
10gの製品を作ると 1gを減りの部分として、材料は一割増しの請求をすることができるのです。
実際には、回収できた分だけプラスアルファーの利益になるということになります。
もちろん これは 小売値段に反映されるのです。
と ここまでは 業界内のリサイクルでした。
知らない世界っておもしろい