12月になると実家のあった大宮の氷川神社のお祭りを思い出します。

氷川神社のある大宮の事をちょっと紹介すると、
鉄道の東側を旧中仙道が走っています。
最近、駅ができた｢さいたま新都心｣のちょっと北側から、氷川神社の参道が始まります。
この参道と中山道との分かれるところに１の鳥居があります。
ここからほぼ北２キロ先に氷川神社があります。
この分岐点の鉄道の反対側は｢さいたまスーパーアリーナ｣です。
大宮駅から東に延びる道を行くと、中仙道と交差しさらに行くと先ほどの参道に出会います。
大宮駅から北に行くと鉄道をまたぐ橋(大栄橋)があります。
この道は昔の国道１６号線で、やはり参道と交差します。
ここの交差する所にある鳥居が２の鳥居です。
ここからは氷川神社の参道というのが良く分るように道が３つに別れます。
左から車道、石畳の道、普通の道となり、境内の手前にある１の鳥居まで続きます。
境内には小石が引きつめたれ、池がありそれに橋が架かっています。
橋の左に手洗い場があり正面が氷川神社です。
さらに右側の道へ行くと、両側池の道の先が大宮公園になっています。
遊園地や、小さな動物園もあります。
公園には松と桜の老木が多く、春にはお花見でにぎわいます。
実家は、境内から西の方角に歩いて５分位の所にありました。

話をお祭りに戻して。
この神社のお祭りは色々あるのですが、12月10日の｢大湯祭｣が有名です。
先ほど説明した参道の２の鳥居のあたりから境内の中まですごい数の露店が出ます。
公園の方にもあふれています。
３本の道それぞれに露店が出て人波がラッシュのようになる時もあります。
境内の中は神棚、熊手や枝の飾り物、占い本等が中心です。
１から２の鳥居の間はありとあらゆる露店が出ます。
昔は、はっかパイプやカルメ焼き、飴玉、ガラス細工、当たりそうも無いくじ引きのおもちゃなどでした。
お好み焼きやたこ焼きや綿あめは普通ですが、変わった所で、毎年出ている｢鯉｣を売っている所があります。
ここは生きた鯉を売るんですが、鯉の生き血と心臓？をその場で飲ませるです。
ワインか何かで割っていると思いますが、飲む人もすごいです。
また、水道設備なんて無いですから、バケツに水を汲んで置いてそれで洗うらしいのですが、少し経つとその中の水は血が薄まったような色をしています。
その水でちょっと洗ったコップに血と心臓とワインを入れて渡しています。
鯉はそのあとぶつ切にして買った人に渡しています。(甘露煮か何か作るのかな)
最近は外人の露店も出てきています。
重ねた肉を焼いて削ぎ切りにしてパンに挟んだ様なものも売っています。

子供の頃はもうこの日が近づくとワクワクでした。
何時の頃か、冬のこの時期は関東地方は乾燥して土埃がひどくなり、埃を食べるような気がして買い食いはしなくなりましたね。
でも、この露店の雰囲気は好きで、毎年行ってましたね。家も近かったので、、、

その雰囲気を味わえる写真の掲載があったので紹介します。(境内の熊手などを売る所ですね)

http://wkp.fresheye.com/wikipedia/%e6%b0%b7%e5%b7%9d%e7%a5%9e%e7%a4%be
http://www.nissincho.net/arekore/041218tookaichi2004.htm
(ここの日進町は氷川神社から遠く離れた所です、川越の方角です)

こんな事が大好きで近くの方はぜひ、またこの雰囲気があまり好きでない方は、時期をはずして行ってみて下さい。
大宮公園も静かで良いですよ。
さらに静かで良かったのは、暮れの12月31日の夕方の氷川神社でした。
人は家で正月の準備で忙しく、本当に信じているような人だけがお参りに来ていました。
(今年は木曜日なので行けそうにありません)

正月の人出もすごいですよ。全国のベスト10に入っているらしいです。
正月はさすがに上の鯉売りは出ていないようですね。