月明かりの下僕とダンスを
- カテゴリ:恋愛
- 2009/12/06 17:04:20
目的地に着き、車通りの少ない道端に慎重に車を停める。
スタッドレスを付けてるとはいえ夜になって冷え込んでいる為、路面はかなり凍っている。
一歩間違えると大事故に繋がる。過信はできない。
「もう目を開けてもいいよ」
助手席に座っていた彼女に声をかける。
僕に促され、北国生まれじゃない彼女はおっかなびっくりの足取りで車の外へと出る。
ここは僕が小さい頃よく遊んでいた、何の変哲もない小さな町の公園だ。
でもとっておきの場所なんだ…。
今にも転びそうにたどたどしく歩く彼女の手を取って公園の門をくぐる。
「わあ…」
彼女はそう、小さく感嘆の声をあげた。
目の前には月明かりに照らされ、
青白く浮かび上がる雪の粒がキラキラと反射する景色。
「ちょっと綺麗だろ?こっちでも滅多に見れる景色じゃないんだよ」
気象条件が重なって、雪がサラサラの氷の粒のようになっていて
さらにこの季節のこの地方で晴れて綺麗に月が出ているなんてそんなにないんだから…。
でも、君には見せてあげたかっった…いや、見て欲しかったんだ。
僕の生まれ育った街とそこに降る白い白い雪景色を。僕の一番のお気に入りの場所を。
辺りは雪に包まれ、しんと静まり返っている。
世界は僕達二人しか生き残ってないんじゃないかという錯覚すら覚える。
ねえ、例えば本当に世界の終わりが来たとしても、
僕は手を差し伸べるから、その時君は僕の手を取ってくれるかな?
そう、心の中で彼女に語りかけながらポケットに入れた指輪のケースを握り締めた。
え~っと、先日ブログイベントのお題で理想のデートを書いたところ
「あれはデートの話なのか?」とか「キスのタイミングの話じゃないの?」と
多方面から突っ込みのお言葉をいただきまして…w
ぶっちゃけブログのお題なんてまともにこなすのがアレだったんですが
じゃあ真面目に書くかぁ…と思ったものの、淡々と説明するのもアレだったんで
小説チックにまとめてみました。(文才なくてすみません…)
語り部が「僕」と、性別逆転してるのはいつもの癖なのであまり気にせずにw
まあ、北国生まれの北国育ちなので、雪は基本もう飽きて見るのも嫌なんですがw
それでもたまに見られる綺麗な雪景色は好きな人と見たいなぁと思うわけですよ。
「Wintar,agein」とかあのまんま。
生まれたところの白い街並みを見せてあげたいってのは
DNAに組み込まれた本能なのかもw
GLAYはさすが北海道出身ということで分かってるなぁ…。
そんな雪景色の中でも特に見せたいのが
雪がさらっさらの氷のパウダーみたいになってて月明かりに照らされてる時の
神秘的な雪景色…なんですが。
本当に北国だと雪降ってる時期ってのは基本天気が悪くてあまり月なんて出てないし、
出てても雪の状態が違うと綺麗に光らないしで滅多に見られないんですこれが。
そんな景色を一緒に見られたら幸せだなぁ…って思います(/ω\)
こんばんは~コメントありがとうございますヽ(´∀`)ノ
まさむねさんは暖かい地方で育ったのですね。
ずっと北国で住んでる自分としては、雪分けてあげたいくらいです^^;
でも、確かにホワイトクリスマスはいいですよね。
雪はもう見たくないと思ってる私でもやっぱりクリスマスには降って欲しいって思う
ワガママな乙女心?です(/ω\)
是非是非、いつか機会があったら雪景色見にいらしてください♪
その時は大事な人と一緒に^^
>アルク様
いや~、再執筆という程でもないですが、あまりにも突っ込まれまくったのでw
ぶっちゃけ、即物的な女性にマジレス期待しちゃいかんと思うんですよね?
男性より女性の方がこういう事に関してはシビアですしw
でも頑張ってロマンチック方向でまとめてみましたよ^^;
…という照れ隠し?は置いといて~(/゜□゜)/
雪景色に限らず、自分が生まれ育った場所とかとっておきの場所を見せたいという想いって
誰にでもあるのあかなぁ?って思うんですよね。
そしてそれを受け入れてもらえたら最高かな?なんて…(/ω\)
逆から言えば、相手のとっておきの場所に招待されるというのも凄く嬉しいなぁって思います♪
雪もその状態によっては随分と表情を変えますよね^^
自分はスキー場で見る雪ってワックスでベトベトになってて
あまり好きじゃないんですけど、新雪でふかふかの雪は大好きなんです♪
そうやって、好きな相手には自分の知る最高の場所を
教えたいって思う気持ちはすごく共感しました^^
まさむねは、結構暖かいところで育ったので小さい頃から雪が大好きで、
ホワイトクリスマスとか、めっちゃ憧れるし、夜中に深深と降り積もる
雪を眺めていたりして・・・^^;
こういうシチュエーションが、基本的に難しいので、余計に憧れたり!
滅多に見れないという神秘的な雪景色、機会があれば是非、見に行って
みたいと思います^^v