タケシの武勇伝…(37)
- カテゴリ:自作小説
- 2009/12/12 00:48:47
いつもの倍の肉を抱えてスーパーを出たタケシは、応援してくれる山口の想いに触れ、今すぐにでも手術を受けたい気持ちになっていた。
もう迷いも不安もない。ただ自分のやるべきことをやるだけ・・・この思いだけがどんどん胸の奥から湧き上がっていた。
…走るか!
タケシは、高まった気持ちを抑えきれないように力強く地面を蹴った。
朝の10時というのに、すでに真夏の太陽はギラギラと暑い日差しを浴びせていた。
そんな猛暑の中、団地まで続く真っ直ぐな道をタケシのでっかい体が駆け抜けていくたび、通行人たちがみな振り返って見送った。
その背中は、あっという間に小さくなって団地の奥へと消えていったが、振り返って見送った者たちに一瞬暑さを忘れさせるほどの勢いがあった。
・・・タケシの武勇伝はここから始まった!
※※つづく※※
ここまでで第一部の終了です。近々、引き続き第二部を書きますのでどうぞお見捨てなきようよろしくお願いいたします。(…では、また後日お会いしましょう。
がんばってください!
ついに
本気モード!
武勇伝がはじまるのですね!楽しみにしています(笑)
手術をして武勇伝が・・・・。