ドラマ【外事警察】【サムライハイスクール】
- カテゴリ:テレビ
- 2009/12/13 01:38:02
【あらすじ】テロリストが潜伏していると思われるマンションの一室を調べた結果、5人の人影と起爆装置と思われる物体を確認。有賀はSATによる突入を指示する。しかし、ニケの血で書かれた文字の筆跡が違うこと、その文字の情報と愛子が仕入れてきた情報とが一致することから、住本は、愛子がスパイであることを逆に利用され偽の情報を掴まされたと推察。確認のため突入まで1日の猶予をもらう。しかし頼みの綱のジュリオは既に逃亡していた。ゼロの倉田は、ジュリオを確保し取引するため、再び陽菜に愛子を運営させる。
【感想】いやー本当に面白いこのドラマ。今回、住本がニケの妻に対し「自分もニケが無事戻ることを祈っている」などと言い放ったことで、改めて住本が魔物であることを認識した。しかし、恐らく住本は魔物である自分を汚らわしく思っているのだろう。ひとり涙を流し、SAT突入の期限が迫る中、自暴自棄になっていたように見えた。テロを阻止するという大目的のためとはいえ、人の弱みにつけこんで民間人を協力者にし、自分達の都合でジャマになったらすぐに切ったり、事件に巻き込まれて死んでも家族にすら知らせないという、周囲が住本そのものと見ている公安の体質を、自ら忌み嫌っている。それは恐らく、父が最期に残した「嘘をつくような人間になるな」という、父自身が公安だったことを考えると、とても奥が深い言葉の影響なのだろう。そして今回、終盤に意外な展開が待っていた。やはり、こんな騙し騙されの命が懸かったゲームなど、誰しも好むわけではない。愛子を殺そうとしたジュリオが投降したのである。ジュリオの裏切りは本心からなのか。愛子への気持ちは本物だったのか。愛子を殺せというフィッシュからの命令を受けたジュリオは、本当に迷っているように見えたが…。そしてマンションが囮だったということは、テロ組織の本体は一体どこでどのような活動をしているのか…。各国要人が集まるテロ対策会議まであと2日、そして次回最終回。絶対見逃せない!
【あらすじ】岩永家の日本刀を盗んだという濡れ衣を着せられた小太郎は、サムライ小太郎になったまま、日本刀を携え、警察を振り切って学校に立てこもった。そして小太郎はその時初めてサムライ小太郎と直に話す機会を得る。昔戦でほとんど犬死してしまったサムライは、この濡れ衣を晴らして義を通し、誇りを取り戻したいらしかった。そして外で見守る教師や両親に、岩永の父親を連れてくるよう要求する。小太郎の父は無理を承知で岩永家に乗り込むが、あっさり断られてしまう。
【感想】うーん…。よくわかんない理屈。あまりすっきりしないラストだった。最終回無理したな…。変な方向に暴走するのだけがオリジナル物の心配事だったけど、暴走とまではいかないものの斜め上の展開を見せて失速した印象。まず、警察に囲まれながらも5分待ってくれと要求、そして教師や友人を相手に、チラ裏レベルの話を滔々と語るのも見てらんなかったし、その後あんだけ悪役だった岩永息子が折れて自白するのもどうにも不自然。それから確かに小太郎は日本刀を盗まなかったかもしれないけど、警察を振り切って日本刀を持って逃げた行為は明らかに銃刀法違反。岩永息子の罪は、岩永親が被害届けを取り下げれば起訴すらされないだろうが、銃刀法違反の現行犯は例え容疑者が未成年でもそういうわけにはいかんだろう…。ちょっと期待外れのラストでした。というか、三浦や城田の演技がよかった分、このドラマ全体に残念な雰囲気が漂ってた感じがする。もうちょっとどうにか、ならなかったのかなぁ…。あと、戦国時代の小太郎の婚約者は、谷村美月でしたね。あんなチョイ役、友情出演かのお…。