未完成遊戯
- カテゴリ:小説/詩
- 2009/12/14 18:32:48
瞼の裏の残像よ消えないで…
漆黒の緑の髪に、澄んだ藍色の純粋無垢な瞳
夜空の星や月でさえ霞んで見えるような存在
夢の中で偶然にも繋がる鼓動の音との出逢い
それは真実を知る為の序章に過ぎない日々
罪深き祈り人は、その優しさ故に悲嘆に暮れ涙
それでも堕ちる心地良さに酔いしれていた
その独特の香りに憧れても叶わぬ願望が
闇の底で冷たく静かな青い炎となり燃えている
目眩のするような現実の果てなき恐怖に
深層心理が目覚めても完全に蘇ることはない
居心地の良い異世界に留まることを選び
甘い言葉を囁くようなメルヘンに囚われ続ける…