感覚と論理
- カテゴリ:日記
- 2009/01/07 17:33:42
後ろ向きなこと書こうかと思ったが(笑)
それは置いといて、また理解が難しい話しを書こう。
デザイナーが、デザインを作るとき
どう考えているかというと多分こう。
①感覚的にとらえて→②論理的に組み立てる
多分小説家、漫画家、イラストレーターも同様だと思う。
ちなみにデザインが上手く出来ない場合、
①か②のどちらかが弱いか、不足しているかだと考えられる。
長年見てきた限りだと、普通のデザイナーは大体②が弱い。
自分が感覚的にとらえている情報を論理的に組み立てられない人が多い。
僕はその逆で①が弱い、というか②を考える頭が①を邪魔していた。
人はものを見るとき、色々な経験や智識、
常識というのフィルターを通してものを見ている。
その人自身が、論理的な考え方が強ければ強いほど、
実際自分の感覚でとらえていることからかけ離れていく。
いわば『見えていながら見えてない』状態なのだ。
例を上げると、皆さんの良く知っている宮崎駿氏は
映画『もののけ姫』の制作過程を記録した
『「もののけ姫」はこうして生まれた。』の中で
若い人が描いた絵を片っ端から直しながら、こう言った。
「今の若者は遠近法にこだわり過ぎる」
知ってる人は当たり前に知っている『遠近法』とは
簡単にいうと、手前のものより遠くのものが小さく見えるってことを
『論理的』に絵にする技法。分かりづらいので興味あり方は↓を。
http://ja.wikipedia.org/wiki/遠近法
じゃあ、若い人が描いた論理的に正しい絵を
何故いらいらしながら宮崎氏が直していたかというと
本当に見えている映像は、全然論理的でない映像だから(笑)
(他に色々あるんだけど、本一冊くらいの話しなので省略)
話しが、異常に脱線しそうなので話しを戻すと
論理的に考えることはダメってことではなくて、
『何処が出発点か』が重要というお話。
大雑把にいうと、体育会系は②が弱く、文科系は①が弱い。
また男性は②に強く、女性は②が圧倒的に弱い。
ちなみに先日書いた屈指のデザイナーの方は①も②も超一流(笑)
そんな人に勝てんわw
混乱しました;笑
ヒロさんが言うとおり、体育会系・女の私は
確実に②が弱いです。笑
だから、コーチの理論をうまく把握できなくて
今日何ま困りました;笑