「ゆがんだ世界」
- カテゴリ:小説/詩
- 2009/12/29 16:00:59
記憶の底に沈んで ぱしゃぱしゃ跳ねたら
なつかしく ゆがんだ世界がみえた
あのころのわたしは レールの上で
止まることなく 突っ走って
ほかの人のレールはどんなものだったろう
交わりあう暇もなく ただ視界の端にて
違和感が ぬぐえなかった
わたしのなかで なんかちがう
ペルソナは いつ創られたものか知れない
内に渦巻くマグマを隠つづけて
手を差し出しても すり抜ける
みえない何か捉えられ
凍えるような縁側に ひらひら
こぼれる涙の結晶 ひとつ掌に
ゆがんだ世界に微笑みかけて グッと
抱きしめると ゆらり めまいがした



























