宝石の鑑別 4
- カテゴリ:勉強
- 2010/01/03 17:30:25
1 宝石以外の材料を使って 宝石のように見えるもの
2 人工的に作った 合成宝石
3 宝石に なんらかの 加工をしたもの
ここまで 書いてきたのは 3の範囲です。
言葉も 進化しています。
最近は トリートメント エンハンスメント という言葉を使うようになっています。
私は 好きじゃないんですけどね。
ガラス充填 という言葉では いかにも粗悪品のようだから 使いたくないんでしょうね 業界人は。
表面拡散処理 という言葉も わかりづらい 言葉ですね。
これは 加熱すると 色が濃くきれいになることがある ということを 経験的に知った人がいて
それを学者が なぜなんだろうと 調べてみた。
すると 内部にある 酸化チタンの結晶が 過熱することにより 拡散してひろがって 色がきれいになるんだ ということがわかったので これを
内部拡散処理 と名づけた。
学者の用語だったんですね。
そして 同じく 加熱するときに 着色する材料を投入する場合に 表面に 着色物が 拡散していくから
表面拡散処理 と名づけた。
内部拡散処理という言葉が先にあったから それに対応して 表面拡散処理 という言葉が生まれた。
ここまで解説しないと なぜ こんな わかりづらい 言葉を 使っているのか わかりませんね。
商売人は 財産価値とか 言ってくるけど
売りたいときに 高く売れるのなら 財産価値という言葉も生きてくるけど
1/5以下でしょうね