Nicotto Town



天窓を眺めて

ふわふわと浮かぶ雲に乗り
どこか遠くへ行けたらいいな。

もう、家なんか帰らない。
そう思いながら帰路につき
二階に上がって寝ころんで
天窓があれば
雲が行き、どこまでも続く空も見えるはず。
日がな一日、
何も聴かず、上ばかり見て過ごしたい。

父の罵声も
母の泣き声も

家庭の事情の多い子供でした。

今じゃ、天窓みたいなややこしい物
面倒でいらないや。
烏がつついて割ったら困る。
汚れたら掃除はどうする。
甘い感傷、浸るにも
マメな努力が必要なんです。

だからぽっこりと忘れてた。

いくつになっても初体験は訪れる。

死ぬこともあるんですよと
医者に脅され入院した。
大袈裟でしたね、訂正されたけど
これからは
死ぬのもありか。
頭の隅にインプット。
だからって、何かが変わるわけじゃなし

保険金がでるからと
見舞客の友人が
長居するほど居心地の良い個室に居座り
することもなく外を見た。
6階の大きな窓は空が近い。

真夜中過ぎの訪問客はありがたくない
雷雨ばかり。
眩しくて眠られず
やけになってブラインド全開。
見てやりましょう。
稲光。

ピカリと光るそのたびに
ベッドの端に腰かけた
一人ぼっちの自分が映る夜の窓。

死んだ父に言いたいの
哀しいままの人生で終わるなんて
ずるすぎやしませんか。

カラカラと朝食運ぶワゴンに載せて
それでも陽はまた昇ってくる。
検温、点滴、病人の朝は忙しい。

瞬く間に昼になり、ぼんやり雲を眺めてる。
ああ、そうでしたね。
そうだった。
日がな一日、空を見上げて過ごすのが
わたしの夢の一つだったと。

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2009/01/14 00:44
今晩は。
昨日は、訪問&伝言&ステプ、それに優しいコメント、有難うございました。
それに今、お邪魔させて戴き、ここの下に書いて下さっている私のコメントへのお返事も、有難うございました。
ご報告ですが、ちゃんと説明をして貰えて、ココロのお天気、回復へと向かってます。
ご心配、お掛け致しました。。。

「人は寂しいもの」、誰しも皆、孤独な部分を抱えてますよね…
一応、一人っ子なもので、孤独とか寂しさとかには慣れてるのですが…
実家に住んでいた時は、両親と仲も良くなかったですし…
人付き合いも、妙に構えてしまうので、予防線張りまくりだったり…
なので、気の許せる相手となると、つい甘えてしまうんだと思います…
しっかりしなくては!…そう思うばかりで、黒猫手毬さんのようには成長出来ていません…

では、また。
14日ステプ♪+o。。o+゜☆゜+o。。o+
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2009/01/14 00:31
小チゲさん

はじめまして^^

昨日も今日も満月。満月。
黒猫とともに
ミケもいる
眺める満月^^
ちょっと寒い。
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2009/01/13 22:16
空があって月があってそれを眺める自分がいて。
思い出すことを忘れて過ごすのもまた一興。
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2009/01/13 02:18
アッシュさん

切迫してなかったんです^^
脅されただけで。
でも、入院すると非日常だから
いろんなことを考えてしまいますね^^
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2009/01/13 02:15
いちごさん

また、時間があれば、ブログを書きますから
見に来てね。

それで、何かを少しでも考えてもらえればいいのだ
けれど…。

人は寂しいものだよ。
みんなそうだからね。
自分の悲しみだけを見てしまうのは
とても簡単。
だから、そこに沈みこまないで。

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2009/01/13 02:08
honeyさん

調子はどうですか?

自由に動けないことはつらいことだ思います。
限られた世界?って思うけど
ネットっていいね。
いろんな人とダイレクトに話せる。現実じゃきっと
こんな風に会話とういうか、お話する機会もなかなか難しかった
と思います。
ネット犯罪や悪質ないじめが問題視される中
家にいながら、日本中、世界中の人とだって話せるよ。

いろんなことが進歩します。
気をつかわないで、何かをする方法が
可能性が、できてくるかもしれません。

ゆっくり時期がくるのを
待ちましょう^^
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2009/01/13 01:57
ルルさん

優しいわけじゃなくて、貪欲なのよ~。
苦労を苦労のまま終わらせると
なんか損ばっかじゃ^^;

そこからやっぱり何かを学びたい
なんて偉そう^^;だけど
明けない夜もないからね~
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2009/01/13 01:55
真碧さん

病気になると
健康のありがたさが身に沁みますね^^
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2009/01/13 01:54
あまり時間がなくてm(_ _;)m ゴメン!!

皆さんコメントありがとうございます。

カルカンさん
いつもお気づかいいただきありがとうございます^^
リアルな私はまぁまぁ元気です。
時々、メランコリックになるだけです^^

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2009/01/12 18:09
う~ん。
いつも心に沁みるなあ。
僕は入院経験は2度ほどあるけど、命に関わるようなのは無かったです。
なので、切迫したヒリヒリするようなものをベースにした入院生活でなかったので、ただぼ~っとしてました。
だけど、日常を離れた病院での夜は特別なものでしたね。
同じ建物の中で、生命の誕生と終焉の両方が起きているという不思議。
そんな感じかな。
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2009/01/12 17:24
今晩は。
訪問、伝言、有難うございました。
只今読ませて戴き、お邪魔させて戴きました。

日がな一日空を眺める、夢ではないですが、空はよく眺めてしまいます。
時間が許せば、一人運転して、海の見えるお気に入りの場所で、時間を過ごしたりします。
ただただボ~と眺めてます。
夜の月を追い掛けてのドライブも好きです。
新月の暗い夜も好きだったりします。
何も考えない空白の時間、必要です。

読んでいると光景が目に浮かび、何とも言えない気持ちになりました。
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2009/01/12 17:13
入院はしたことないんですが、病院では結構長い時間を過ごしました。
夜は何ともいえないですね。

空を見上げて過ごすといえば、雨が降っていなければ、つい空を見上げて歩いてしまいます。
危険ですがw
先ほども、夕映えと木の葉一枚ない欅が目の前に現れて、はっとしてしまいました。
そういうとき、ふらふらっと、どこかへ行きたくなってしまいます。
行けないんですけどね。片道切符になる可能性もあるのでw
周囲に迷惑は掛けられないし、出先で気分が悪くなると、どうしようもないのですよね。
かつてそれでひどい目に会いましたし、人様に迷惑を掛けました。

でもまたどこかへ行きたいです。違った空気が吸いたいのです。違った空を眺めたいのです。
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2009/01/12 13:14
黒猫手毬さんの詩を読むと、いつも胸にじ~んとくるのよね。。
私も20代前半の入院生活を思い出しました^^
「苦労は買ってでもしろ」なんて言うけれど
買うわけないわよ^^ 苦労なんてしないに越したことはない^^

でも、人の痛みは少し想像出来るようになる。
黒猫手毬さんのやさしさは、ここから来るのかしら~と思いました^^
話がそれてしまい、ごめんね。

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2009/01/12 10:51
病院だと、病院の予定で動くからね・・・
自由ではないね。
健康でいるってありがたい。

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2009/01/12 02:32
お邪魔します<(_ _)>
 ゆっくりした時間を、穏やかな気持ちになるのを望んで、みんな空を眺めるのかな~って自分なりに思います。
 私は嫌なことや嫌な思い出を思い出したとき、ただただボーっとするのを望みます、心のリセットを^^
 どんな思いでも忘れ去るのは無理かな~って、だから心が消化していくのを時間をかけて待ちます、もちろん自分 が強くなって消化を早める手伝いもします・・・、いろいろと遊んだり、経験したりして^^
 黒猫手毬さんの心のリセットの手助けになるとステキですね^^ 
 




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