人形好きだと問題ですか?
- カテゴリ:日記
- 2010/01/09 23:58:33
最近知ってなんだかなぁと思ったんだけど。
フィギアの類が好きな人間の、世間での評判は悪いらしい。
曰く、子どもっぽい。
莫迦ばかしい。
気持ち悪い。
対象を自分の思うままにしたがる、人を所有したい変態だ。
子どもっぽいのは、まああるかもしれない。
莫迦らしいと思うのは、趣味もある、その人の考えだ。
ものによっては過剰に色っぽいので、そういう品しか知らなければ、気持ち悪く感じる人もあるだろう。
しかし、その後……どうしてそうなる。
そんな考えに至る思考が理解不能だ。
主張する人本人にその要素があるから、そんなわけのわからない考えに至るのだ、と突っ込みたくなる。
……と言えばわかるだろう、わたしはフィギアの類が嫌いではない。
お金やスペースを考えて、手を出すまいと思っていたのに、デスクそばのペン皿には食玩のアリス(海洋堂の方)が立っているし、プリンタ横には同じくアリスの白の騎士がいる。
寝室には宇宙開発をテーマにした食玩シリーズのフィギアが六つばかり、ボックスに入れて置いてある。
それ以前に、別に『いわゆるフィギア』が特別なものに思えない。
女に生まれついていて人形は身近だし、立体物、彫刻の類が好きなのだ。
母手作りの着せかえ人形で遊び、裁縫道具を最初に手にしたのは、ボタンつけやつくろいもののためじゃなく、人形を縫うためだった。
一応自重しているので、現在身近にある人形は(作りかけの布製市松人形を別にすれば)二体だけ。
ひとつは道化衣装の総革製の人形。
おそらく手作りで、ドロワーズに紫のペンでMAKO DOLLとある以外個人作か工房物かも不明、二十年くらい前神戸で購入したもの、何か情報をご存知の方がいらっしゃったら、教えてやってください。
もうひとつは、球体間接人形の女の子。
一応一点物だけど、修行中の身内の素朴な作だ。
自分では彫塑や塑像は悲しくなるほど下手クソだったが、作品を見るのは大好きだ。
PC脇のデスクにはサモトラケのニケ(の模刻の複製)と、「ルイス島のチェス」の騎士の駒の複製(ノルマン文化趣味による代物。少年魔法使い映画以前からある)が置いてある。
マンガやアニメのキャラクターのフィギアにしても、2Dのものを不自然なく3Dに起こすにはセンスが必要で、その辺に注目して見てると面白い。
だいたい、人形を持っているのが他者を思うままにしたい意志の発露なら、リカちゃん遊びの場は、思うままに振る舞いたい子どもたちで大騒ぎになっているだろう。
リカちゃん・ジェニー等々のお人形は世代を越えたロングセラーだが、この国は、そんなに変態に満ち満ちているのだろうか?
人形だの、フィギアだのに所有の欲求が関係しないか、と問うなら、そりゃ、ありはするだろう。
わたしだって、時にデスク脇のニケを見て、翼素敵、服のドレープの流れが綺麗、とニマニマしている。
お店のウィンドウの中の人形に一目惚れして、頑張ってお金を貯める人はいるだろう。
でもそれって、あたりまえの所有欲でないかい?
その人形が手元にあってうれしい、その人形が欲しい、そういうあくまで物への所有の欲求であって、人の代用ではありえないし、人間を欲している人には代わりようがないだろう。
物事を混同しすぎだろう。
なかには美術系のトルソーさえ、「顔がない、必要としないのは、人格を問題とししておらず、対象を馬鹿にしている」なぞという人もいる。
ちがうっちゅーの。
だったら、サモトラケのニケをにやつきながらながめ、ヴァチカン美術展でウェルデヴェーレのトルソを見返しに順路を引き返したわたしは立派な変態だ。
人とのつきあいと、物、作品への姿勢を一緒に扱う意図が分からん。
ファッションが好き、スポーツが楽しい、という人がいるように、立体の造形物が面白い、自分の思いを託して遊んだ人形が好き、という人もいる、それだけのことだ。
むしろ、過剰に叩くほどの思い入れようにすっきりしない物を感じて、気味が悪い。
……やたらとフィギアを叩く人は、人形見るとなにかアヤシい感情でもわくんだろうか?
情報、ありがとうございます!(過去検索したときには存在していませんでした)
アンティークドールのリプロダクションをつくっておられる方みたいですね。
くだんの道化人形は、ヘッドからボディ・衣装まですべて皮革で作られています。
つくられた時期と、このMAKOさんのプロフィールから見るに別人かと思います。
別の技法に移ったにしても、時期的に違うみたいです。
模型、作っていたのですけど、何とかの横好きで本当にヘタでしたorz
フィギュア、自作できる人は憧れです。
nagataさん
おお、ここに本格的な方が。製作からなさっているのでしょうか?
ドールショウ、興味はあれどもまだ行ったことがありません。
現在、場所やメンテナンスの問題で人形を増やさないよう我慢しています。
でも、本当は大好きなのでいつか、いつか行ってみたいと思っています。
咲野ゆうかさん
実はわたしもあまり詳しくはありませんw ただ、周囲も、自分も昔からお人形が好きでした。
美術の塑像づくりが下手だったので、フィギュア、自作できる人にはイメージを立体化するセンスと技術に憧憬の念がわきます。
縫いぐるみも大好きです。人によっては(体質等問題があるわけでなくても)これも莫迦にしたり、叩く人がいたりします。
「自分が好きじゃない」のはともかく、「他人の好きを許さない」の人、あれ、何故なんでしょうね〜
市松人形やフランス人形だって、立派なフィギアなんですよね。
私はあまり詳しくないので、どうしても、フィギア=萌えな感じの女の子キャラの人形ってイメージが
ちょっとあります。
人形といえば、なんらおかしいことはないのに、その一部のイメージだけが印象に残ってしまうんですかね。
人形遊びは子供の頃からほとんどしたことないですが、ぬいぐるみは大好きです。
可愛いものが大好きなので昔、ポケモンの食玩も結構あつめてました。
こどもっぽいと言われればそれまでですが、好きなものは好きなんですよね。
開場の中では 人形を抱きかかえて 自慢そうに みせびらかしながら 歩いている人がいっぱい。
フィギュアのほうも FFとか サガフロのキャラを作ってます。
そもそも”オタク”自体の定義がよくわかりません・・・趣味にはまってる人は皆オタクと言える。
違う世界を創り出してネタにするためのタグなんでしょうが、
偏見に使われるのは納得いかないところですねぇ。
僕は昔、模型が好きだったので、フィギュアも自作してました。
海洋堂は当時から技術力が高くて憧れでした。
MAKO DOLLですが、検索したらヒットしました。
本格的なお店?のようですね。
http://www.makodoll.net/
人形者というほどでもないし、フィギュアは書いたとおり食玩いくつか程度の人間です。
自分の知らない領域って、分からないながら見聞きするのが楽しいので、すごい否定の仕方に面食らった、というのが本音です。
縫いぐるみも、少しですが今だに大事に身近にありますし。
さあやさん
わたしもまた、わからないことに慌てて「何故? なんで?」してますねw
ただ、お人形遊びが身近だった人間なので、異様とも思わず、その程度のことが珍しいと思いもしなかったので。
そのへん、身内の人形師は「苦手な人は多いよ〜、グラスアイとか」と慣れてる様子でした。
どちらかというと、側に人形嫌いがいなかった、こちら側の問題かもしれませんね。
安心したいからなのでしょうが
それが度を超えると蔑む様になるんでしょう。
気にしない事ですね(^^)
フィギュアは嵌ってないけれど
ぬいぐるみは好きです^^
それだけで、おこちゃま扱いされるのもなぁ・・・
と思うこともあるんで
物=記号化
して安心感を得たい人のたわごとだと
こっちも切り捨てちゃいましょ^^