つけもの
- カテゴリ:グルメ
- 2010/01/12 14:33:21
マスコミは視聴率最優先。
ピークを過ぎたら 取り上げなくなりますが 食品偽装はなくなりません。
今回は 偽装のお話ではありませんが グレーな範囲。
中華料理店で 漬物とか お新香 というものを注文しても ザァサイしか 出てきません。
外国の食文化でも ピクルス ザワークラウト ・・・
あまり 聞きません。 現地に行ってみれば 事情はちがうかもしれないけど。
日本では それぞれの 季節 地方で 各種の漬物が作られ 名産品といわれるものも たくさん。
* 漬物と お金の 話
奈良漬は 仕込みから出荷まで 1年 2年 という長期間 かかります。
白菜の塩漬け 1~2週間
現金取引だとしたら 毎日 百万円の材料を仕入れて仕込んでいくとしたら。
奈良漬は 一年で三億六千五百万円の資本が必要です。材料代だけで。一年経過するまで 出荷できません。
白菜は 二週間とすると 千四百万円 必要です。
ところが ある時 加熱という方法を思いついた人がいます。
白菜を塩茹でして ビニールパックに入れる。
調味液を注入する。
出荷して 消費者の手元に届くまでに 漬物と似た味になる
この方法を採用すると 材料を仕入れた日の夕方には出荷できるということになります。
材料仕入れの資本は 百万円ですむ。ということになります。
しかし これは 漬物なのだろうか。
大企業の論理で ゆがめられていった 食文化。
たくさん あります。
つけものも そのうちのひとつに仲間入り。
観光地の名産品としての 漬物。各地にあります。
まず おいしい漬物を作って それを 小分けにして パック詰めしたものは どれくらいあるでしょうか。
長野県の野沢菜も 一ヶ月二ヶ月と 長期間を要する漬物でした。
これも 現在では 調味液に 着色料も付け加えて
鮮やかな 緑色を保って パック詰めになったものが多くなりました。
味が 似ていれば それでよし という人には 安くておいしいものかもしれませんから 必ずしも悪いということではないかもしれません。
私は 今では 家で 作ることにしています。
自分の目 舌で しっかり見分けないといけなくなっちゃったんですね
お土産やさんのと スーパーのとでは 少しは ちがうと思うけど。
奈良漬 高いですよね 私は 好きなほう
長期間 寝かせておかないといけないから 高くなるんですね。
好きなお漬物だっただけにショックでした。
奈良漬は苦手なんですが、どうしてあんなに高いんだろうと、いつも不思議でした。
きちんとした工程をたどると、手間暇のかかるものだったんですね。
食べ物は 生きていくための 基本ですから 自分でしっかり確認しないといけませんね
自分で作らないと、本物の漬物を食べることは
できなくなっているのかもしれませんね。
今後は気をつけてみます。
どちらを買い求めるか、または作るか、それぞれが決めればいいことですが、
私も漬物くらいは、手作りにこだわりたいです。
梅干しも梅漬けしか売ってないし。
本物の食べ物(ちょっと攻撃的すぎな言葉かもしれません)
は買うのが難しい時代になってしまいましたね。
私も浅漬けくらいは自前で作るようにしています。