カテゴリと表題だけで何についての話かピンとくる人は、きっとお嬢様のシンパだ。
……と言われても大抵はワケワカランだろう。
つい最近気付いたのだが、予約購入したDVDの帯の折り返しに、フェア応募券的なものがついていた。
的なもの、というのは、それについての情報はなにひとつないためだ。
DVDのパッケージ中にフライヤー等でおしらせが入っていることはなかったし、サイトにもなんの告知もなかった。

「それ、冗談じゃね?」という反応をする人は（帯の折り返しに気付いてなくても）作品名がわかっているに違いない。
ディズニー・ジャパン製作のCGアニメ『ファイアボール』だ。
ロボットたちが世界を支配し人間との間に長く戦争が続いているらしいどことも知れぬ遠い未来を舞台に、テンペストの塔に住まうフリューゲル公爵家家の当主・ドロッセルと、執事ゲデヒトニスの日常会話劇である。
純白の少女型ロボット・ドロッセルお嬢様と、工作機めいて無骨な巨大な多脚ロボット・ゲデヒトニスの、かみ合わないやりとりはシュールでおかしい。
よくディズニーに文句言ってるくせにDVDかい、とあきれられるだろうが、面白いんだから仕方がない。

「応募券的なもの」には「芋煮券」の文字が。
作品が作品なので、冗談の可能性が高いな～、とは思うけど、ふと、イベントがあるのでは……と妄想し、ひとりで内心で盛りあがってしまった。

人類との和解のためにテンペストの塔の広間で催される、ドロッセルお嬢様主催の芋煮会!（さもなくばパジャマパーティー!）に招待されるかもしれない!　ほろ甘!
（作中でお嬢様がパジャマパーティー、もしくは芋煮会にご近所さんを呼ぼうとする話があるんです、はい）
でもってゲデヒトニスにうさんくさげに監視されるわけだ。

去年の夏に数量限定で限定生産されたDVDが予約時点で一瞬で完売してしまい、受注生産で冬に再発売するのを待っていた。
DVDは、場合によっては市場に残っているかどうか、というところだけど、公式で見ることが出来る話もあるので、興味がある方はぜひ。