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重賞展望


【青葉賞】ここまでの世代最長距離重賞で皐月賞の権利を取りそこなった馬が中心になることや同時期に京都新聞杯やプリンシパルSもあってハイレベルにはなりにくいこともあってか、サドラーズウェルズを筆頭に重厚なスタミナの血を持つことがマイナスになるダービーと比較して明らかにスタミナ色強めな血統が好走するのが青葉賞。というイメージやったけど近年は馬場の高速化が進んだからかダービーとの乖離は小さくなってきてる印象。ラップ的には年によってバラつきが大きくこれといった傾向はなさそう。ただ2秒以上のスローになったのは過去5年で1年だけと以前よりは極端な上がり勝負にはならへんことが多い。血統では以前はサドラーら欧州のスタミナ色強めな血がやたら目立ったけど近年はそこまででもない。主流血統とトニービンがやや目立つ程度かな。

シュガークンはキタサンブラックの半弟ということで想定1番人気になってるんかな。前走大寒桜賞は内前有利な馬場で大外枠やったけど最初のコーナーまでにハナに立って内ラチ沿いに寄せたし中盤かなり緩んでラスト2Fだけの前有利な展開。勝ち時計も展開の違いはあるにせよ同日の古馬1勝Cより2秒4遅くお世辞にも高く評価できるレースではないかなと。トロヴァトーレは2戦2勝で迎えた前走弥生賞は見せ場なく惨敗。スローの経験しかなかったから追走面かな、とは思うけどそれにしても良い所がなさ過ぎた。馬体的に立ち気味の肩やピッチの速い走法はいかにも父レイデオロ的。レイデオロは東京のGⅠを2つ勝ってるけど個人的には今でも中山向きやと思ってるし、この馬もここまで中山ばっかり使われてきた時点でそういうことなんやと思うけどね。ウインマクシマムは前走同コースのゆりかもめ賞で勝ったけどこの時下した馬たちは軒並み次走以降で凡走したようにメンバーレベルは低かったし時計も特筆するほどではない。逃げた時しか勝ててへんのも気になる。ヘデントールは新馬戦は2着やったけど勝った馬は皐月賞馬のジャスティンミラノ。未勝利戦は向正面で押し上げながら最後まで長く脚を使って完勝。前走の1勝Cでは中盤流れた展開が向いた面はあるにしても粗削りなレースぶりで3馬身差の完勝。この時下した2着馬も次走で勝ち上がりとレベルも低くなかった。位置を取れへん不安はあるけど長く脚を使えるし府中向きではあると思う。ショウナンラプンタはホープフルSでは終始外に張りっぱなしで特に4角では逸走するかと思うくらいの膨らみ方で他馬に迷惑をかけたくらい。それでも大きくは負けへんかったように力はあるし、跳びの大きな走りからも本質的には広くて直線の長いコース向き。穴っぽいところでは前走毎日杯は忙しそうやったサトノシュトラウス、前走弥生賞はプラス体重に加えて勝負所で消極的やったシュバルツクーゲル、位置は取れへんけど展開が向けばディマイザキッドあたり。





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