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「アジアの星の神話·伝説」


「アジアの星の神話·伝説」プロジェクト:アジアの星物語 - 世界天文年2009

 

www.astronomy2009.jp/ja/project/asian/publication/book.html - 

星、星座の神話



太古から、人間にとって星の存在は重要であったようだ。世界各地の神話、伝承でも数多く語られている。 近年のインターネット検索では、星座というと聖闘士星矢がらみの件数が非常に多いようだが、 星座にまつわる物語というのは非常にロマンにあふれるもののようだ。 

現代でこそ星座というとヨーロッパのものを考えがちだが、日本古来の星、星座名も当然あり、中国の星、 星座名にも影響を受けている。また現在の北半球の星座の多くも古代西アジアで考えられたものが ギリシャに取り入れられたものだという。 

太平洋、オセアニアのトレス海峡諸島マビオグでの星、星座名は「バイダム(サメの意)」「ウミガメの気管支」 「コバンイタダキの頭」「マングローブ蟹」「ホラガイ」等で、生活環境が強く反映している。 

またアンデスの先住民族ではハチドリ、狐、リャマ、コンドルなどの星座があり、これらはナスカの地上絵の動物と 一致するらしい。アンデスの先住民族は天の川から雨が降ると考えていて、地上絵は雨乞いと関係しているのではないか という説があるようだ。 


太陽
サンSun:英語(O.E. sunne, from P.Gmc. *sunnon
(cf. O.N., O.S., O.H.G. sunna, M.Du. sonne, Du. zon, Ger. Sonne, Goth. sunno)
太陽:漢語、中国
ヒ(日)、おひさま:日本
おてんとうさま(お天道さま):日本
テダ:沖縄
チュプchup:アイヌ
seqineq:イヌイット(西グリーンランド) ネー:ミャンマー
トゥワレ:インドネシア東部セラム島ヴェマーレ民族(太陽=神)
シャメシュ:ヘブライ(ユダヤ、イスラエル)
オブウン (太陽の意味 バレッセ語 アフリカ:コンゴ:イツーリ地域)
インティ:インカ




ムーンMoon:英語
ブルームーンbule moon:長い間。ありえないもの。暦上ひと月に2回満月があること。青く見える月。
ツキ(月):日本
玄兎(げんと):日本(中国?) 月の異称
太陰(たいいん):中国
チュプchup:アイヌ
aningâq,aningâk:イヌイット(西グリーンランド)qâumatとも(空の月、暦の月の両方の意味)
ラ:ミャンマー
チャンドラ:インド:神
ラビエ:インドネシア東部セラム島ヴェマーレ民族(月=女神)
シナリ:ソロモン諸島マライタ島ラウ民族
バールー:アボリジニ:男神
ママキーヤ:インカ:女神


金星→金星詳細
アカボシ(赤星、明星)[明けの明星]、ゆうつづ、ゆうづつ(長庚、夕星)[宵の明星]:日本
マラトムトム:ニューギニア
「太陽の母」:アボリジニ

ウェヌス(ヴィーナス ビーナス) (ローマ:女神)
イシュタル (バビロニア、アッカド:女神)
イナンナ (シュメール:女神)
ケツァルコアトル (古代メキシコ:神)
ソルボン> (モンゴル:ボリヤド:金星の神)
ルシファー(ルシフェル) (ユダヤ、キリスト教:悪魔)

マヤでは金星は凶運の担い手とみられていたという。



北斗七星(大熊座)
 7つの星を、四角い部分(車、船)と3つの連なりで2つのものと見立てたり、7つ、7人のものとみたてた。
 アルコル(アラビア語で馬の乗り手の意味)も単体で名前がつく目立つ星である。
タクトゥルジュク:イヌイット:カリブーの意
 :ロシア:ひしゃく(大干ばつの時、親孝行な娘が病気の母に水をくもうと遠くまで取りに行った時のひしゃく)
棺と泣き女:古代アラビア(口が四角が棺、柄の3つの星が「泣き女」柄の最後の星ベネトナーシュ[泣き女の長、の意])
ワ・エオ・アン・ジュムール:マーシャル諸島(ジュムール神の舟)
クンナ・シン・チュー:ミャンマー(わに)
フナボシ:日本
カジボシ:日本
カギボシ:日本
ソエボシ:日本(アルコルのみ)
四三の星(シソウノホシ):日本
北斗:中国:帝車(車に北斗星の帝が乗る)
 :モンゴル:英雄神ゲセルの金杯を天に投げつけたもの
 インド:7人のリシ(聖者)
 :古代バビロニア:車
 :アラビア:おや星が馬、アルコル「乗り手」 ベネトナッシ「弔いの泣き女の長」
 おおくま座というギリシャ伝承からついたアラビア語名も混在しているようだ
 ドゥベー「くま」 メラク「腰」 フェクダ「もも」 メグレズ「尾のつけ根」 アリオス(意味不明) ミザール「帯」
アルコールはミザールと一緒で肉眼的二重星
古代アラビアでは目のテスト(視力検査)に用いられサイダク(試験)という別名がある。

 :ブリテン(イギリス):アーサー王の車、チャールズ(農夫)の車、農具のカラスキ
 :ブリテン(イギリス):馬に乗る正直者の農夫ジャック(アルコル):キリストが足をいためて休んでいるのをいたわって車に乗せていった ので、星座になった。静かな夜には空から馬を追う声が聞こえるという。
 :ギリシャ:熊(おおくま座):カリストーは月と狩猟の女神アルテミスに従うニンフだがゼウスと情を交わしたのでクマにされた。子供のアルカスは猟師となり 母が熊だと知らずしらず弓で射ろうとしたのでゼウスが大熊座、こぐま座に変えた。ヘラが妬んで、海に入って休めないよう、沈まない星(周極星)にしたという
 :北米イロクォイ民族:口(四角)を熊、柄の3つは熊を追う猟人。一年中追われ秋に地平線にぶつかり追いつかれ殺され、紅葉はこの熊の血で染められるのだと言う 3人のまんなかのアルコールはナベをもって追っかけていて捕まえないうちからナベでにて食べようと思っている。
 :エウシュカルドゥナック(バスク、フランス):口は2匹の牛盗んだ2人の泥棒、大男、犬を連れた妻(アルコール)、旦那が追いかける
 :韓国:口はいびつな家 建てた大工を親父ナタをふりあげ、息子と追いかけてる









黄道二十八宿(インド・ミャンマー・カンボジアにも同様の27、28宿の星座)
角・亢・氏・房・心・尾・箕・斗・牛・女・虚・危・室・壁・奎・婁・胃・昴・畢・觜・參・井・鬼・柳・星・張・翼・軫




5つの惑星、太陽、月
古代ではシュメールなどで水星、金星、火星、木星、土星の5つの星は、他の星々と違い、輝きも強く、北天を中心に回るわけではなく、まったく違う軌跡をたどることに注目した。これは距離が近いし同じ恒星系に属するから当然なのだが、この5つの星は特別であると考え、シュメールでも特別に神々が支配すると考えた。バビロニアではその動きを「迷える羊」とたとえたようだ。「惑星」(惑う星)はこの天球上の見かけの動きのことで、プラネット(フランス語planete→ラテン語planeta→ギリシャ語planetai さまよう星の意)
・シュメールの場合
(太陽神シャマシュ)
8月神シン[ナンナル])
水星 ネボ
金星 イシュタル(イナンナ)
火星 ネルガル
木星 マルドゥック(ネビル)
土星 エヌルタ

・バビロニア
水星 雨を降らせるグド星
金星 
火星 荒れ狂う火神(ギビル)、アン星
木星 万物に前兆をかかげるバッバル(白い星)
土星 真実と正義の星ゲナ星 土星は縁起のよい星


  

アバター
2017/06/30 01:34
ほんとだ
言われてみれば
西洋の星座しかないみたいに
当たり前になっちゃってますね
アバター
2017/06/29 23:34
そうなんですよね。もともと星座って考え方、世界中にw



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