2、猫
3年前、私はこの河川敷に猫を埋めた。
その猫は、私と半年間一緒に暮らした。
私はある雨の晩、彼女と出会った。
私の住むマンションと隣の家の間で、白い小さな命が鳴いていた。
仔猫だった彼女はお腹が空いていたのか、私が与えた餌を涙を流しながら食べた。
後でわか...
猫はただ、風に吹かれながらひまわりの花を観ていました。
まるで懐かしいぬくもりを思い出しているかのように。
2、猫
3年前、私はこの河川敷に猫を埋めた。
その猫は、私と半年間一緒に暮らした。
私はある雨の晩、彼女と出会った。
私の住むマンションと隣の家の間で、白い小さな命が鳴いていた。
仔猫だった彼女はお腹が空いていたのか、私が与えた餌を涙を流しながら食べた。
後でわか...
1、川に来た理由
何となく生暖かい風が吹いていた。
この川の土手には、レンゲが一面に生えていて、今にも咲き出しそうにつぼみを膨らませていた。
時間はもうすぐ24時になろうとしている。
月も出てない真っ暗なはずの夜だが、何となく薄明るい気がする夜。
全てを失ってしまったと...
タイトルで「神のみぞ知る」と書いたつもり
しかし変換したら
「カニの味噌汁」
になってた。
タイピング下手だぞ、招き猫。。。
神様っていると思いますか?
先日、私の大切な友達とこんな話しをした。
私など、もし神様がいらっしゃったら
ここへ呼びつ...
深い深い海の底にいるような、そんな孤独感に襲われる事がある。
以前の私ならば、わざわざ孤独を求めて独りになった事もあった。
今はただ、人恋しくて
誰かと話したくて
孤独が怖くて
恐ろしくて・・・
時折波のように訪れる孤独感
これが虚無?
海の底を虚無僧...
1967年、私は生まれた。
私が生まれて一番喜んだのは、祖母のようだった。
何でも、私の母から私を奪ってしまう勢いだったとか・・・。
私自身の記憶が無いのではっきりした事は言えませんが、祖母の異常なほどの私の可愛がり方が原因だったのかも知れない。
私の両親はその後、私を育てる事を放棄して離婚...