「愛って何なんだろうね」
初夏の日差しがさんさんと降り注ぐ午後の川の土手。
短い丈の草の上に大の字に寝転がり、僕は恋人の、紗帆に聞いた。
紗帆も僕と同じように、手足を大きく伸ばしている。
「愛?」
「愛」
腕を瞼の上に乗せ、太陽を直接見ないようにしている紗帆。
それくらい、...
日日是悪日
「愛って何なんだろうね」
初夏の日差しがさんさんと降り注ぐ午後の川の土手。
短い丈の草の上に大の字に寝転がり、僕は恋人の、紗帆に聞いた。
紗帆も僕と同じように、手足を大きく伸ばしている。
「愛?」
「愛」
腕を瞼の上に乗せ、太陽を直接見ないようにしている紗帆。
それくらい、...
「見ないで」
彼女は懇願した。
床にうずくまり、緑色した綺麗な眼から涙をこぼしながら。
「見ないで、見ないで!」
彼女は頭を激しく揺らした。
肩までかかるほどの、銀色の髪も一緒に揺れる。
「私は醜い塊だから。これ以上見ないで。近づかないで!」
最後のほうは最早ヒステ...
星に願いをかけるなんて、ずいぶんロマンチックですよね。
昔の人はなかなか洒落たものを考えたもんです。
で、私は短冊に何を書くかというと、
「勉強(特に数学と理科)ができるようになりますように」
とかでしょうか。
テスト悲惨だったもんで……
こればっかしは自分で努力するほかないんで...
届かない
ぼくの汚れた手じゃ
触れることすら許されない
あぁ、それでも
ぼくは君を愛してる
世界で初めての愛しい人
ぼくの光
届くことのない、遠い太陽
***
速攻で作ったらなんだかありきたりなものに^^;
恋する純情少年の一人称は「ぼく」と自分の...