下北沢南口 ~final chapter~
- カテゴリ: 自作小説
- 2010/07/10 19:46:25
駅へ続く道は、だんだん短くなっていった。
階段の踊り場で、僕はようやく口を開いた。
「サヨナラ」
弱々しく、か細い声が口から零れ落ちた。
「サヨナラ」
似たような声が、口を離れた。
いつ...
日頃,生活してると,楽しかったり,辛かったり,
いろんなことがあると思います.でも,どんな時間だって,
「全部自分の色」ってことで,それを楽しんじゃえ!
…ってブログですよ?
駅へ続く道は、だんだん短くなっていった。
階段の踊り場で、僕はようやく口を開いた。
「サヨナラ」
弱々しく、か細い声が口から零れ落ちた。
「サヨナラ」
似たような声が、口を離れた。
いつ...
少し日が傾いたころ、商店街に着いた。
よく勉強道具を買った文具屋。
下らない雑貨を見て笑いあった百均。
あのころ着ていた服を買った洋服屋。
なぜだか他人行儀な町の喧騒に戸惑いつつ、
キミとの時間はこんなにも充実していたんだと、改めて実感した。
いつか、これと同じか、それ以上の時間を
過ごすことができ...