ぽっかりと心に開いた穴。
冷たい風がそれの中を通り抜ける。
どうしようもなく、空洞で
どうしようもなく、空っぽな。
重量なんて一グラムだってありゃしない。
軽すぎる頭。
軽すぎる心。
重すぎる足。
流す涙なんて無いくせに
悲しいよね、分かるよだなんて。
どの口が言ってるん...
大人なんかきらいだ。だけどどうしよう。私、大人になっちゃった。
ぽっかりと心に開いた穴。
冷たい風がそれの中を通り抜ける。
どうしようもなく、空洞で
どうしようもなく、空っぽな。
重量なんて一グラムだってありゃしない。
軽すぎる頭。
軽すぎる心。
重すぎる足。
流す涙なんて無いくせに
悲しいよね、分かるよだなんて。
どの口が言ってるん...
突然君が消えてしまった。
涙がこぼれないようにまぶたを閉じた。
まぶたの裏には、君の笑顔が。
張り付いていて、忘れられるはずもなくて。
手を伸ばしたら掴むことが出来るかな?
・・・触れることさえ、出来なかったよ。
ねぇ、しってる?
あの日話した言葉たちが、
...
雨が降る。
水滴が頬に伝う。
まるで、涙みたいだね。
そういって笑う君の隣は。
雨が止む。
太陽が雲の隙間から顔を出す。
世界が急に、輝きだした。
赤い傘。
足元の水溜り。
濡れてる背中。
ぐしょぐしょのスニーカー。
良いことなんて、...
貴方は笑って嘘がつける人だから、
今こうして絡めている小指にだって
大して意味はないのでしょう。
最後まで
あいしてる。
と言ってくれなかった貴方は
きっと一瞬でも
私を好きではなかったのでしょう。
きっと私は、貴方に嫌われていました。
そして私も、貴方が嫌いでした。
...
何が本当で
何が真実か
分からなくなって
混乱して
意味の分からないことばかりを
口走り、
叫び、
並べ立てる。
泣いたってどうにもならないことは知っていて、
苛ついたってそれをどこに向ければ良いのか分かんなくて、
でもどうすれば解決できるかとか
どうしたら皆が笑ってい...