なきたい、かんじょうは。
- カテゴリ: 小説/詩
- 2011/05/28 08:04:34
泣きたいな、と思った。
理由もなく、突然に泣きたくなった。
でも、ガラじゃないなって思って止めた。
キャラを守りたいから、無理して笑った。
心の中でも、徹底して笑った。
悲しいときは、泣いては駄目だ。
そう思うようになったのはいつからだろう?
素直に泣けなくなったのは、どこ...
大人なんかきらいだ。だけどどうしよう。私、大人になっちゃった。
泣きたいな、と思った。
理由もなく、突然に泣きたくなった。
でも、ガラじゃないなって思って止めた。
キャラを守りたいから、無理して笑った。
心の中でも、徹底して笑った。
悲しいときは、泣いては駄目だ。
そう思うようになったのはいつからだろう?
素直に泣けなくなったのは、どこ...
かなしいことがあったから。
たのしいことを、うたいました。
じぶんのなかのかなしみをひていして、
たのしいことだけ、かんがえました。
おおごえでなくほど、こどもじゃなくて。
すべてをむねにしまっておけるほど、
おとなにもなれませんでした。
だから。
こころ...
「 がんばれ。 」
深く考えずに使ってしまった、その言葉。
あ、
と思った瞬間にはもう手遅れで。
僕が一番知っていたはずなのに。
君が一番努力していたってことを。
誰も気がつかない空気の変化を敏感に感じ取って、
いつも笑っていた君に。
僕は気づいていたは...
貴方は私の名前を呼んでくれた。
貴方は私の存在を認めてくれた。
貴方は私の全てを解ってくれた。
誰にも認識されるはずのなかった私に、笑いかけてくれた。
貴方はなんでもないこと、って言うかもしれないけれど、
私にとってはそれはもう限りなく奇跡なんだよ?
...
きみのその笑顔が、
誰かの心を救っているんだって。
本当だよ?
だから泣くな、
っていうわけじゃないんだけどさ。
君が泣く理由を話さないことで、
誰かが悲しい想いをしているんだってことに、
どうか気がついてほしい。
・・・辛いなら、誰かに頼ってもいいんだよ。
...