†白の霊柩処刑騎士――
- カテゴリ: 自作小説
- 2011/07/08 22:15:57
#-プロローグ
――どうせ、お前なんて使い物にならないガラクタ―ジャンク―なんだよ。
違う。
――どうした?早くしろ。
離せ。
――泣いてるのか?薄汚いどぶねずみでも涙は出るんだな!
俺は――
――あぁ?何だその目は。お望みならばもっとジャンクにしてやるぞ、小僧。
...
未来日記所有者14thの日記。
その日の出来事が「全て」小説のように綴られている。
しかし一日一回しか未来が更新されないので、大まかな事しか解らず精密さに欠けイレギュラーに弱い。
#-プロローグ
――どうせ、お前なんて使い物にならないガラクタ―ジャンク―なんだよ。
違う。
――どうした?早くしろ。
離せ。
――泣いてるのか?薄汚いどぶねずみでも涙は出るんだな!
俺は――
――あぁ?何だその目は。お望みならばもっとジャンクにしてやるぞ、小僧。
...
やけに遠い夜空だ。
夏だと言うのに、星一つ輝いていないなんて。
涼しい夜風に吹かれ、思わず外の世界に出られたらどんなにいいだろうかと考えた。
でも、この鎖が切れることはないのだ。
「…フラン様?」
狭い城の最上階の部屋、そこから眺める景色は色褪せていた。
「何?」
...