2011.8.8.稲妻
- カテゴリ: 日記
- 2011/08/09 05:52:05
川沿いを
自転車で走る
土手の上は
遠くまで見渡せる
西の空に
立ち込める雲
一時に広がって
灰色で埋め尽くす
一瞬の
走る光
瞬きを待たず
焼き付けられる
夕暮れの
風の舞う道で
川沿いを
自転車で走る
土手の上は
遠くまで見渡せる
西の空に
立ち込める雲
一時に広がって
灰色で埋め尽くす
一瞬の
走る光
瞬きを待たず
焼き付けられる
夕暮れの
風の舞う道で
冷たい空気を包み込み
空を自由に舞う風が
強い陽射しの去った後
東の空から吹き込んで
篭った暑さを掃い出す
風に乗るのは虫の声
リリリと響く優しい音は
澄ました耳へと深くに染みる
昼の陽射しに火照ったら
夜の冷気が心地良い
長く過ごした一日に
帳がゆっくり下ろさ...
普段より少しだけ
早くに目が覚めた
外は
もう明るいけれど
日が昇るまで
少し時間がある
冷気の残り香と
染まりかけた空
借りた本を紐解くには
丁度良いタイミング
作品世界に心を遊ばせ
その間に朝日が昇る
いつもと違う形で
始まりを迎える日は
別の...
大きな通りを抜けると
田園が広がった
少し入り組んだ道が
町並みの歴史を思わせる
高い建物の無い風景に
空と大地が一つになると
淡い夕陽を携えて
草木が風に揺られている
どこか懐かしい
そんな風景に
日常を抜け出して
心は飛躍する
淡い黄色に頬を染め
段々に空に溶け込んで
笑ったような色をして
ぽっかり空に浮かんでる
透き通るほど暗い夜を
仄かに照らす欠けた月
見つめる瞳に呼びかけて
遥かに視線を巡らせる