2011.11.24.落葉
- カテゴリ: 日記
- 2011/11/25 05:44:41
冬の到来に備えて
木々は枝葉を落とす
木の葉たちは風に乗り
一斉に舞えば
空をに染め
ひとたび地に下りれば
小走りで地を渡る
気紛れな風と遊ぶ様は
寄せては返す波のようだ
目に美しく
くるくる踊り
次の季節を
耳に囁く
くるくると踊る
冬の到来に備えて
木々は枝葉を落とす
木の葉たちは風に乗り
一斉に舞えば
空をに染め
ひとたび地に下りれば
小走りで地を渡る
気紛れな風と遊ぶ様は
寄せては返す波のようだ
目に美しく
くるくる踊り
次の季節を
耳に囁く
くるくると踊る
夜空けが来るのは
いつもと変わらないけれど
空の色が変わらないと
夜が続いているようだ
冬の色をした雲は
どこか重たげで
時折風が吹いても
ゆっくりした歩みを止めない
どこまでも
空を渡って
静けさを運び
いずれ雪を呼ぶ
空を見上げると
夜が淡く解けている
それは
うっすらとした白に変わり
足元を
仄かに紅く染めている
白い息を吐きながら
町に歩み出してみれば
姿を見せない太陽の
遥かな淡い光を受けて
背の高い木々や山が
暖かな色を纏っている
満ちる空気は
冷たいけれど
...
水面が揺れたので
ようやく気が付いた
陽の射す午後の庭に
音も無く降り始めて
見上げれば
晴れ間と雲とが行き交い
吹く風に
冷たいものが混じる
雪に変わるには
少し早いけれど
吹く風に舞い
冷気を振り撒いて
しっとりと
落葉を湿らせる
山に掛かるまでは
あれ程照らしていたのに
僅かに身を沈めれば
一時に暗くなる
夕焼けに差し掛かる
その少し前
風が木々を揺らせば
木の葉が光を返し
目にどこか眩しい
薄く橙に染まる山々
塒に帰る烏たちが
一斉に空を横切れば
見届けて安心するのか
空を夜に渡...