2011.12.21.すきま風とストーブ
- カテゴリ: 日記
- 2011/12/22 06:34:58
葉を落として
木々は身軽になり
降りた木の葉たちは
敷き詰まり地を温める
降りる冷気に気付いて
そっと閉める窓の向こう
告げられる季節に
もう一度ストーブを焚く
行き交う風に似た
静かな暖を呟き
忙しさの空気を
穏やかさに変える
自然の移ろいのように
ゆっ...
葉を落として
木々は身軽になり
降りた木の葉たちは
敷き詰まり地を温める
降りる冷気に気付いて
そっと閉める窓の向こう
告げられる季節に
もう一度ストーブを焚く
行き交う風に似た
静かな暖を呟き
忙しさの空気を
穏やかさに変える
自然の移ろいのように
ゆっ...
後から後からやってきて
いつの間にやら一面に
川の面に集まって
何の話をするのだろう
大小さまざま身を寄せて
渡る間の羽休め
普段静かな水面にも
白い羽ばたき集まれば
照らす朝日の眩しさに
一層色が映えていく
冬の間の静かな朝の
そっと賑わう川面の景色
湿った傘を手に取れば
冷たい雨を思い出す
そっと握って歩み出したら
湿った路面に気が付いて
あれからも一度来たのだと
別れた雲に思いを馳せる
覆った姿はどこへやら
風にすっかり掃われて
遥かに光る星々の
瞬きくっきり浮かんでる
汚れた大気をその身で洗い
招いた風に...
しんとした冷え込みが
その空から届いたのかと
灰色に広がる雲に
そっと思いを馳せて
忙しなさに忘れていた
ふとしたことを思い出し
洗濯や掃除の合間に
読みかけた本を紐解く
忙しく駆け回る日々の
その足元を振り返れば
雑踏を抜けた静寂の
漂う澄んだ空気が
いつ...
夜明けが遅くて
空が暗いと
気持ちまでどこか
沈んだ感じ
不意に開けて
光が射せば
途端に心に
明かりが灯る
行き交う声と
鳥の羽ばたき
寒さは確かに
増してはいるが
元気をもらえる
眩しい庭先