緩やかにきれいに並んだ白い階段が
目の前に現れた
それはどこまでも続いていた
優しい甘い花の香りがした
つないだ手が
いつの間にか離れた
あなたはその階段を昇っていく
一人で振り返ることなく
いっしょに歩いた
いっしょに走った
いっしょに学んだ
いっしょに夢見た
いっしょに笑った
い...
緩やかにきれいに並んだ白い階段が
目の前に現れた
それはどこまでも続いていた
優しい甘い花の香りがした
つないだ手が
いつの間にか離れた
あなたはその階段を昇っていく
一人で振り返ることなく
いっしょに歩いた
いっしょに走った
いっしょに学んだ
いっしょに夢見た
いっしょに笑った
い...
希望
春を待つ生き物はきっと持っている
動物も植物も昆虫も
そしてわたしたちも
ふくらむ
ふくらむ
希望がふくらむ
暖かくなれ
春よ
はよ来と
希望が膨らむ
冷たい風がさよならすると
小さな小さな芽が出ます
もう一度さよならすると
みどり輝く葉がでます
三度目のさよならすると
か...
幸せを配って歩いている人がいた
後ろには長い行列が出来ている
わたしの前に来て受け取ってください
そう言っているのに
後ろには長い行列が出来ている
誰も前へと行かない
一歩前に出ないから
幸せは受け取れない
踏み出すことは簡単な事
でも踏み出せない
勇気が無い
そうかもしれない
配られて...
凍える月の光りを浴びながら
ここまで歩いてきた
透きとおった瞳に涙を浮かべながら
今思い出という石段を下っている
わたしにとって決して上ることの無いこの道は
どこまでも歪みながら続いている
ああ背中から射す光りが痛い
真下に映る影はうごめく
ああ過去へと落ちて行く
このままずっと終わることな...
もういいかい
まぁだだよ
もういいかい
まぁだだよ
かくれんぼ
どこに隠れても見つかってしまう
気がつくと
あなたはいつもそばにいる
追いかけて欲しい
はやく捕まえて欲しい
もうかくれんぼは止めようかな
夕暮れだからじゃないよ
少しでも多く
いっしょにいたいから
もういいかい
もういい...