2012.1.11.小雨の朝
- カテゴリ: 日記
- 2012/01/12 06:09:26
冷たいものが
顔に当たって気が付いた
はらはらと舞う
音も無い雫
朝日には
少し早いのか
漂う雲は
白に灰色
時計の刻む
一日の始まりに
空を眺めつつ
てくてくと歩む
冷たいものが
顔に当たって気が付いた
はらはらと舞う
音も無い雫
朝日には
少し早いのか
漂う雲は
白に灰色
時計の刻む
一日の始まりに
空を眺めつつ
てくてくと歩む
バスを降りると
飛び込んだ
夜の初めの
東の空に
浮かんだ月の
大きな光
急ぐ心が
向かった先の
小さな足元
見つめる目線
すっかり空に
惹き付けられて
見上げるうちに
背筋も伸びて
凝った心が
洗われる
目が覚める
窓を開ける
眩しさがないのは
雲が掛かっているから
時折射しこむのは
山の向こうの
雲の途切れた
僅かな隙間
風が少し吹いて
隙間が繫がれば
隠れていた空が
明るさを振りまく
灰色だった分だけ
明かりが眩しい
カーテンを開けると
朝日が射し込んだ
日の出は
まだゆっくりだけれど
空が広がって
何処までも明るい
風を切って
走り出してみる
程よい冷気が
頬を擦り抜けて
上着に篭る熱を
心地よく掃う
遥かな山々が
青さに美しく映える
遊びに来た家族と
家の掃除をした
片付いていると思っても
人の手が入ると違う
すっきりしたところで
帰省した日を思うと
やっぱり同じように
片付いて助かると言われる
少しだけ日常に
距離を置くからだろうか
そんな話をしながら
食事に出掛ければ
お互い様だねと...