私にも あなたにも
同じように時は進んでいる
それはまだ平行線
いつになったら交わるのかしら
私が見上げる空を
あなたも見上げているかしら
私の吸う空気も
あなたも吸っているかしら
距離は遠けれど
同じ初夏の息吹の中を
あなたと私は過ごしている
それだけが心の支え
平行線はまだまだ続く
...
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私にも あなたにも
同じように時は進んでいる
それはまだ平行線
いつになったら交わるのかしら
私が見上げる空を
あなたも見上げているかしら
私の吸う空気も
あなたも吸っているかしら
距離は遠けれど
同じ初夏の息吹の中を
あなたと私は過ごしている
それだけが心の支え
平行線はまだまだ続く
...
眩しい空を見上げて
新緑の葉を透かして
晴れわたった空気を感じる
時にはそよ風にふかれて
あなたはこの空気の中
生まれた家へと車を走らせる
窓からの初夏の息吹を受けて
快調な滑りを楽しんでいる
「愛している」
その言葉がなかなか出なくて
まだ距離のある二人だけど
一歩前にすすめたら
あなたの...
‘花金‘何て言ってたのはいつの頃
今日もあなたは忙しく
夜遅くまで会社にいるのね
2日間の休日を前にして
大好きなコンサート
薔薇で一杯の花公園
ちょっと子供に戻って遊園地
あなたと行けたらどんなにかいいのに
ううん、あなたと行くのは人もまばらな海岸
波の音を聞きなが...
ヤマザクラの花が好き
でも本当はどんな花かよくわからない
あなたが「これだよ」って教えてくれたら
どんなにいいかしれないのに
ほんの小さな花でも
あなたの目を逃れることはない
あなたは目を輝かせながら
今年も花つけたことを感謝する
今はあなたの声も
私の耳には響かないけれど
その日がきっと訪...
桜の花が新緑に変わる頃
陽春の光が届くこの部屋で
そっとあなたの写真をとりだす
あなたの顔を忘れないように
私のこの手は届かない
私の微笑みも届かない
私の吐息も届かない
私の想いだけは届いて欲しい
春の日が暮れゆく頃
あなたへの想いはますます輝き
夕暮れの中でも面影は浮き上がり
明日へとま...