Nicotto Town


おうむたんの毒舌日記とぼうぼうのぼやき


しばらく、おうむたんが 毒舌はく日記になります(^^;。飼い主に責任はとれませぬこと、ご了承ください

自作小説 「呪縛の家」その5

夢は現実。現実は夢。
浩介がこの家から舞子を救出しなかったあの日から、舞子の意識は夢と現実の中で迷子のようにさまよっていた。たまに加奈子の声がきこえることがある。
「ねぇ、どうしていきなり結婚して、私を置き去りにできたの?」
「おねえちゃんは、この家からどうやって逃れたの?あの人は死んでからだって、...

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自作小説 呪縛の家その4

浩介の母、綾子はあの家から遠ざかるに連れて、気持ちが軽くなって、深呼吸した。あの家で吸った空気をすべて吐き出す感覚が心地よかった。そして、嫁の舞子を説得したいから、つきあってくれという浩介の本心がようやくわかった気がした。あの家に呑み込まれそうな圧迫感は何だろう?浩介はあの圧迫感の中に一人で乗り込ん...

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自作小説 サイドストーリー「加奈子の日記」八歳

加奈子の日記××月〇〇日

まいこおねえちゃんが、おばあさまに怒られている。
「かなこが近所の店でスリしたって。店主に言われた祖母のわたくしの立場がないのがわかるわよね!?」
「・・・はい」
「納得していないのっ!?姉のあなたの責任だと言ってるのよ!」
バシッ・・・おねえちゃ...

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自作小説裏話 呪縛の家

先日、妹と電話した。昔の私の書いた
妹にあてた手紙が出てきたそうで、それで、私は
どうやら妹に説教を延々していたらしい。
(いっしょに暮らしていた時代の話で、誕生日
プレゼントだったらしい(ーー;)
相当妹と母で涙出るほど笑ったらしい。
ときいて、
「そんなもの燃やしてよ~」
と自分で言って、
妹が...

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自作小説 呪縛の家その3

メールを受け取り、夫との生活を捨てて、家に戻って数日が経過した。
「お姉ちゃん、お義理兄さんがいらしてよ」
加奈子の声は喜び踊っていた。舞子と夫の修羅場を楽しみにしていることは手に取るようだった。
あの赤く染まった部屋のドアを即座に閉めて以来舞子は、客室で過ごしていた。
いっそ、妹とともに狂気に陥っ...

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