私には時々行くところがある
あるマンションの1室
もちろん入れないけれど
外からそっと見上げる
それはついこの間まで
あなたが暮らしていた
ときどき私もやってきて
ふたりで楽しんだ部屋
あなたの家では貨車を経営して
今はあなたは勉強中だった
そんなところに帰れの一言
突然の命令だった
必...
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私には時々行くところがある
あるマンションの1室
もちろん入れないけれど
外からそっと見上げる
それはついこの間まで
あなたが暮らしていた
ときどき私もやってきて
ふたりで楽しんだ部屋
あなたの家では貨車を経営して
今はあなたは勉強中だった
そんなところに帰れの一言
突然の命令だった
必...
子供ならこれが遊びと割り切れる
そんな簡単なこと
さっさと切り上げて
明日を迎えられる
そんなこと
おとなはむずかしい。
遊びは何処からか
色々と考えてしまう
恋ってどこから?
胸の仔決めいを感じてから?
合うのが嬉しくなったときから?
いつでも会いたくなった時から?
これが恋なの?
胸...
あなたを見つけた
○○駅のそばで
誰かを待っている風だった
腕時計を見ていた
携帯が鳴った
それに出るあなた
時間延長だろうか
近くのカフェの入って行った
会社で浮気になっているのは
あなたと彼女
一緒に冷やかすのは
私の役目
それが重なった
物語が恋へ
立ち尽くす私
なんてピエロなの
...
小さな花火を持ち出して
庭の一角でしませんですか?
大きなものは粋良い良く
庭を照らしていましたね
おとなになっても
キャンプに出掛けると
遊んでいましたね
子供にかえったように
この花火でも
小さい花火がついていて
それをぱちぱちと
遊んでいましたね
にぎやかになった後の
プロローグの...
あなたの後影を見る
一歩一歩遠ざかる
私はついて行けない
見守るだけ
あなたと逢っていた
昼も夜も
かぎられた時間のうちだけ
許された時間だけ
最初からわかっていた
あなたは帰る道のある身
夢と知りながら会っていた
忘れようと踊っていた
そしてその日は来た
北へ行くあなた
ここに残る私
...