2012.10.15.見上げれば何処までも
- カテゴリ: 日記
- 2012/10/16 05:46:40
煌々と
照らすは電気
慣れた眩しさ
乾いた空気
一歩出て
夜道の灯り
街の電灯
眩いばかり
通りを外れた
田舎の道の
空いっぱいの
瞬きは
見る者全て
包み込む
広い懐
和み...
煌々と
照らすは電気
慣れた眩しさ
乾いた空気
一歩出て
夜道の灯り
街の電灯
眩いばかり
通りを外れた
田舎の道の
空いっぱいの
瞬きは
見る者全て
包み込む
広い懐
和み...
冷気と共に
目を覚ます
曇った空の
運んだ風の
招く季節に
気がついて
道行く人の
上着の袖に
お店に並ぶ
炬燵を前に
ふと佇んで
刻を感じる
君はどこから来たのかな
芝生の間にご挨拶
風の運んだ無数の種が
いつしかここに
根を下ろす
土の香りと
秋の陽射しが
辺りの空気をあたためて
積み重なった
草山を
優しく包んで
見送った
時が過ぎるのに
気付かないままに
木枯らしが舞う
傾いた夕陽を送って
煌々と照らす
電気の灯りの下で
黙々と進める
書類を打ち込む作業
気が付けば時は
日付を跨ぐ間近
一歩外に踏み出せば
吹く風...
空の向こうが重たく見えて
持って出掛けた傘の町
やっぱり後から降って来て
しっとりひんやり歩いてく
足音次第に遠退いて
いつしか軽い手元に閉じる
ふんわり漂う風の気配は
さらりと光を受けていた