2012.11.14.吐息の色から
- カテゴリ: 日記
- 2012/11/15 05:41:27
慌ただしく出掛ける
いつもの朝
ピンと張った空気が
頬を撫でて目覚めを誘う
ふわりと舞ったのは
白い吐息
「ああいつの間に」
急いた心が鎮まって
季節へと
思いを巡らす
慌ただしく出掛ける
いつもの朝
ピンと張った空気が
頬を撫でて目覚めを誘う
ふわりと舞ったのは
白い吐息
「ああいつの間に」
急いた心が鎮まって
季節へと
思いを巡らす
電線の
隙間を抜けて震わせて
ひゅうひゅうビュウビュウ
賑わせる
頬を洗って
髪靡かせて
眠った瞼を
抉じ開ける
冷たい風の
吹く日には
身震いしつつも
頭が冴える
色合いを
季節に染めて
風に舞い
雨のように
はらはらと
葉を降らせれば
その先に
淡く空を抱く
しとしと雨の
降る日には
ちょっと目を閉じ
思いを馳せて
気ままにアイデア
綴ってみよう
しっとり歩む
静かな時間
鉛筆だけが
走ってく
広がる視界
澄んだ空
聳える山を
ぐんぐんと
遮ることなく
吸い上げる
歩みの先を
開いては
呼び込むように
待っている