一人の巡礼者として
老人はいばらの道を歩く
薄暮の道を
遠くにかすむ街の灯りをたよりに
一歩一歩踏みしめる足元に
汗と血がしたたり落ちる
歩め
天使の掲げる灯火は
彼の足元を照らし
福音を知らせるラッパが
迫りくる暗闇に鳴り響く
歩め
愛の杖をいばらに突き刺しながら
平和への祈りを口ず...
一人の巡礼者として
老人はいばらの道を歩く
薄暮の道を
遠くにかすむ街の灯りをたよりに
一歩一歩踏みしめる足元に
汗と血がしたたり落ちる
歩め
天使の掲げる灯火は
彼の足元を照らし
福音を知らせるラッパが
迫りくる暗闇に鳴り響く
歩め
愛の杖をいばらに突き刺しながら
平和への祈りを口ず...
私は空を飛んだ
春の風に乗って
お花畑が小さくなっていく
犬がきょとんと見ている
雲を見た
飛行機を見た
空の香りがする
陽の香りがする
私は空を飛んだ
春の風に乗って
心が先に飛んで行った
あなたの元へと
思いが私を飛ばせた
過去から未来へと映像が走る
あなたの声がする
あなたの香り...