二月になって
少しずつ少しずつ
日がのびているよう
朝の光が早く
夕暮れの日没も遅く
二月になって
あなたへの手紙もひと段落
メールでは伝えきれない
この想いを乗せたくて
便せんに向かう
もうすぐ梅の季節
あなたと歩けないのは
さびしいことだけれど
一人訪れる神社の境内の
写真を送ろうか
...
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二月になって
少しずつ少しずつ
日がのびているよう
朝の光が早く
夕暮れの日没も遅く
二月になって
あなたへの手紙もひと段落
メールでは伝えきれない
この想いを乗せたくて
便せんに向かう
もうすぐ梅の季節
あなたと歩けないのは
さびしいことだけれど
一人訪れる神社の境内の
写真を送ろうか
...
まだつぼみもちけない桜並木
思い出の並木の道を
今日は一人で歩いている
辿りつくのはふどこか
今日はいないあなたの影
2人で歩いた
銀杏並木
肩よせながら
落ち葉を踏みしめ
あなたの鼓動が聞こえた
2人で歩いた
イルミネーションのトンネル
光のシャワーに映し出すのは
イルミネーションより輝く...
あなたの部屋の
鍵をあけると
香ったことのない
甘い香り
私は香水は付けない
彼も香水は付けない
この香りは何
誰かの残り香だろうか
今日が初めてじゃない
何回かあったこの香り
通り越せない
何かがある
「来てたんだ」
笑顔で入って来るあなた
甘い香りも気づかず
「いつ来たんだい?」
...
小寒い時期に
花をつけた梅は
桜ほど華やかでもなく
人目にはつかない
かぐわしいその香りも
ひっそりと流れ
それを知る人だけが
枝の先に歩みを止める
あぁ この梅が
私の心を乗せて
あなたのもとへと
飛んでいけたら
かつて九州まで飛んだ梅が
この梅達ならば
想いを運んでほしい
その枝に乗...