12:30
昼休みの途中
あの人からの電話は
もう来ない
癖で時計を見る
携帯を握りしめる
何時もなっていた
お気に入りの着信音
短い会話
それが支えになった
どんな失敗しても
忘れものをしても
音のなくなった携帯
使い物にならなくなった
片手でそっとなでてみる
鳴るんじゃないかと耳に当てる...
お気入りの設定を表示しない。
お友達の設定を表示しない。
12:30
昼休みの途中
あの人からの電話は
もう来ない
癖で時計を見る
携帯を握りしめる
何時もなっていた
お気に入りの着信音
短い会話
それが支えになった
どんな失敗しても
忘れものをしても
音のなくなった携帯
使い物にならなくなった
片手でそっとなでてみる
鳴るんじゃないかと耳に当てる...
あなたの為に編んだマフラーも
二人の為に買った揃いのカップも
飾りつけた思い出の写真も
箱の中に詰めて
捨ててしまえばいい。
新しい道への懸け橋として
捨ててしまえばいい
前に進むためのステップとして
でも捨てられない
捨ててしまったら
あなたそのものがなくなる
心の中が空洞になる気がして
...
夕日が落ちるのを
海岸で
あなたと見つめる
夜のドライブの始まり
二人の愛の逃避行
そんなしゃれたものじゃない
海岸線を抜けて
街に入れば
そこは不夜城
夜を知らない街
そんなところには
いるべきじゃない
街を抜けて
山道にむかう
最後のコーヒーショップ
体を休めて
無言の2人
静かに時は過...
涙がほろり
頬をつたう
なぜなの
一人残されて
なぜなの
昨日までいたあの人
メールのアドレスも
電話番号も
もう使えない
なぜなの
私のせい
わからない
一方的は
恋だったのね
あなたは優しく
付き合っていたのね
連絡はいつも
私からだから
はっきり言ってほしかった
でも
きっと傷つい...
私に優しい彼は
誰にも優しい
誰彼と区別なく
優しい笑顔を見せる
彼女に僕は
どう映っているんだろう
ただの八方美人
それともなんだろう
私にだけに優しくしてと言ったら
欲張りだろうか
あなたの目が
みんなに映るなんて
ホントは彼女だけを見ていたい
優しい自分を演じるのjは
彼女の為だけ...