ステージ20まできました。
本降り明けの
快晴の
その日の夜の
歌声は
季節先取り
集った蛙
朧な月の
明かりの下で
時を忘れて
繰り返す
色とりどりの
花弁のように
狭い歩道を
飾り立て
転ばぬように
濡れないように
ゆっくり歩む
通学路
昇り来て
目覚めを誘い
雲に隠れても
風に払わせ
佇むように照らし
柔らかに
草木を染める
雲払われて
澄みきれば
遮るものは
何もなく
煌々照らす
月明かり
満月にさえ
見紛うた