携帯電話に
メールの音が響く
何もない部屋の中で
それだけが産声を上げている
これまで慣れ死んだ部屋を
出ることになったには
私のわがままと
あなたの優しさのせい
一緒に過ごした日々に
未練はあるけれど
私たちが決めたこと
もう後戻りはできない
あぁ 光に包まれた日々よ
帰らないと知って...
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携帯電話に
メールの音が響く
何もない部屋の中で
それだけが産声を上げている
これまで慣れ死んだ部屋を
出ることになったには
私のわがままと
あなたの優しさのせい
一緒に過ごした日々に
未練はあるけれど
私たちが決めたこと
もう後戻りはできない
あぁ 光に包まれた日々よ
帰らないと知って...
雨が降る
しとしとと降る
窓ガラスを濡らして降る
物を歪んで見せる
人の心なんて
物差しじゃはかれない
揺り動く時のままに
右に左に
愛をつかんだ時
人はどう思うだろう
恋の成就を祝うのか
捨ててきた何かを振り返るのか
道は長い
少し先も見えない
この道を歩いて行く
一人だったり 誰かと...
何時かあなたと出会ったら
また恋に落ちるに違いない
何時かあなたと出会ったら
愛の幻に包まれるに違いない
何時か別の人と会ったなら
心を通わせるのに
目と目を合わせるのに
いくらかの時間がかかるに違いない
何時か別の人と会ったなら
愛が芽を出すかもしれない
その芽を大切に大切に
育てていくに...
橋の上に立って
夕暮れ時を見ると
太陽は沈んで行って
周りの空は薄水色で
夜の準備を知れいる
あなたとここで知り合い
あなたとここで待ち合わせ
あなたとここで別れ
この橋の上は
何でも知っている
太陽が沈み
うす明るい空になる
じっと待っているのは
一体何なんだろう
声をかけられても気づかな...
雨が降る
しとしとと降る
窓ガラスを濡らす
少し強くなる
ガラスに川ができる
こんな雨の日だった
彼が飛び込んできたのは
お気に入りのここで
時間の流れを
楽しんでいたここへ
「すみません。ここいいですか?」
店内は会いているのに
私の向かいに座った
同じカプチーノを手に持って
笑顔で問いか...