花の好きだった彼
誕生日にはいろとりどりのスイートピーを
出合い記念日には黄色いバラを
クリスマスには花で埋もれたレストランへ
連れて行ってくれた
まだ早い春の日に
大きなミモザの花を
二人で見に行った
春近い冬の日には
三俣の花がかわいかった
このはなはなんていうの?
はなのなまえなんか
...
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花の好きだった彼
誕生日にはいろとりどりのスイートピーを
出合い記念日には黄色いバラを
クリスマスには花で埋もれたレストランへ
連れて行ってくれた
まだ早い春の日に
大きなミモザの花を
二人で見に行った
春近い冬の日には
三俣の花がかわいかった
このはなはなんていうの?
はなのなまえなんか
...
雨のガラス窓
うっすら曇っている
指でいらずら書きをする
ハートが泣いて行く
出合いも雨だった
別れも雨だった
雨のつきまとう
私たちだったかもしれない
紅茶がさめていくように
香りをなくすように
私たちもさめて行った
香りもうすまっていった
誰のせいでもない
なんのせいでもない
ただす...
涙がこぼれる
なぜだろう
あの人に恋人がいた
たったそれだけのことなのに
涙がこぼれる
なぜだろう
恋はまだ消えない
たったそれだけのことなのに
涙がこぼれる
なぜだろう
あの人と彼女の
笑い声を聞くたびに
涙がこぼれる
なぜだろう
私を見つめてくれていた
人がいたことを
涙がこぼれ...
海の音が好きだった
ひいては戻るさざ波の
音を聞くのが好きだった
心にしみこんでいった
昇っていく朝陽
沈んでいく夕陽
何時見ても海は
私たちを包んでくれる
こんな景色を
あなたと見たかった
でもあなたは遠くに行く
白いウエディングスーツを着て
笑顔が素敵なあなた
今日も輝いているだろう...
流れ星が一つ
音もなく流れて行った
願い事を3回言うと
願いがかなうと言う
あんな短い間に
3回言うのは至難の業
かなう願い事が少ないのか
流れ星の意地わるか
雨上がりの明るい空
ベランダから見えるものは
親しげな家の明かり
懐かしい故郷
あなたも今頃
ベランダに出て
家家の明かりを見て...