今年も夏が来た
海へ異国へと人が流れていく
冷房のきいたカフェで
本でも読みに行こうか
人の流れを見に行こうか
夏は出会いの季節
誰がそんなことを言ったのだろうか
出会いがないこともある
続かないこともある
困り果てることもある
休日になると
テーマパークや海岸に人が集まる
一人残された気分...
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今年も夏が来た
海へ異国へと人が流れていく
冷房のきいたカフェで
本でも読みに行こうか
人の流れを見に行こうか
夏は出会いの季節
誰がそんなことを言ったのだろうか
出会いがないこともある
続かないこともある
困り果てることもある
休日になると
テーマパークや海岸に人が集まる
一人残された気分...
丘の上に登る
あなたに手をひかれながら
ゆっくりとした足取りで
一歩一方を楽しむかのように
あなたからの指輪
デパートの安売り
「こんなものでごめんね」
ううん 私には一生のもの
あなたと永遠の時を刻めたら
それだけが私の願い
丘の風に吹かれて
二人を包んでいく
ああ こんな時間を
二人...
夜空に大輪の花が咲く
あの日もこんな夜だった
桜の下で出会って
織姫と彦星に願いをかけて
夕暮れの浜辺を
歩いたものだった
落ちていく太陽が
別れの予感のようだった
あなたには時間がなかった
私に会えるのはほんの少し
あなたには家族がいた
それがうらやましかった
いつかは別れる恋
こんな...
朝からの雨があがって
きれいな虹が出た
あの虹のふもとあたりに
あなたがいるのだろうか
「お別れさ
もう帰ってこないから」
そう言って行ってしまったあなた
止めることもできなかった
どこを歩いていようと
私は気持ちが分かる
あなたは多分恋しいのだ
暖かな人の心が
何があったのか
私には何...
毎朝寄るファミリーレストラン
「ブレンドですね」
ウェイターも慣れたもの
窓からいつもの風景を見る
通勤時間で走る車
やがて私もあの中に入る
流れていく朝
しんとした一時を包む
会社で知り合った彼
サークルも一緒だた彼
営業をサポートしたのは私
助手席に乗るようになったのも私
転勤になっ...