Nicotto Town



黒猫目日記96 (レア魚 迷子の妖怪)

世間一般にはお盆にはご先祖様が里帰りなされるものだが、やはりこの街でもそれは同じようじゃ。

いつものように夕飯のおかずを釣りにゆくと変わった竿が置いてあった。
『ご先祖とっておきの釣竿』?親父殿なんじゃこれは(´?_?`)
「いえね、あっしのご先祖様があの世から祭り見物に帰ってきてるん...

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黒猫目日記95 (盆踊り大会其ノ四)

姫の里帰りに準じてそれがしも暫しお休みを頂戴した。

ジリジリと炙られるような日差しと暑さに辟易しながらも幾多の山を越えてようやく里に帰り着いた。
世間様ではお盆の時節、それがしもご先祖様の墓に手を合わせて、
不甲斐ない子孫なれどどうか無事お勤めが果たせますよう見守りくだされと心の中で一心不乱にお願...

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黒猫目日記94 「金魚すくい ~2013」

「金魚すくいの星」なる地より来られた金魚娘殿は金魚すくいの楽しさを世界に広めるべく日々、修行に励まれて居られるとか。
流石その道を極めんとする方の行いは実に見上げた物で御座る。
その、金魚娘殿が楽しいと太鼓判を押したこの街の金魚すくいをそれがしもやらせて頂いた。

なになに、金魚の色によって点数が違...

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黒猫目日記93 (盆踊り大会其ノ三)

広場にまた新しい櫓が建っていた。
今回は至って普通の盆踊りの櫓であった。

そういえばそれがしの家の庭にも櫓があるが、それとよく似ている。
拙宅の櫓は銀行のサービスの一貫で建てて頂いた。
そのせいか賑やかしに踊ってくれているのは銀行職員か警備会社の方々のように見受けられる。
お勤めとは言えこの盆の時...

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黒猫目日記92 (盆踊り大会其ノ二)

広場に行ってみると盆踊りの櫓が様変わりしていた。
そう言えば金魚娘殿は色んな種類の櫓を持ってきていると言っておられた。
金魚の生簀の中央に建った金魚の櫓の屋根の下で狐が一心不乱に太鼓を叩いている。

「みんな盆踊りを楽しんでくれて嬉しいな♪」
「もっと踊りを楽しむためにクマオとクマコに協力してもらっ...

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