偽りのバージンロード(2)
- カテゴリ: 小説/詩
- 2014/03/12 03:49:51
叶わぬ恋だと知っていた
あなたと出会ったときから
ひとり言のようjに
ただ愛を心に秘めて
肩にほほを傾けたかった
手を組み歩きたかった
桜並木の下を
銀杏並木の横を
あなただけのものになりたかった
それが困難だとしても
ただただ求めていた
あなたの胸のぬくもりを
愛を求めていた
あなたの...
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叶わぬ恋だと知っていた
あなたと出会ったときから
ひとり言のようjに
ただ愛を心に秘めて
肩にほほを傾けたかった
手を組み歩きたかった
桜並木の下を
銀杏並木の横を
あなただけのものになりたかった
それが困難だとしても
ただただ求めていた
あなたの胸のぬくもりを
愛を求めていた
あなたの...
さようなら あなた
見てしまっの
街の雑貨店で
彼女といるところを
さようなら あなた
私はなんだの
ただのかわいい妹
それともただの友達
ベランダから暗闇を見る
不思議に涙が出ない
心はこんなに
泣いているというのに
私の恋は終わった
あなたに恋していた
でも愛していたのかしら
自分で...
この想い
あなたに届くだろうか
いつも見つめているのに
視線を感じていてくれているだろうか
この想い
君は分かっていてくれるだろうか
みんなと混じっている時も
君だけを見ているのに
近くて遠いあなた
手を伸ばせば届く距離が
片想いと言う名の壁が
私の手の邪魔をする
近くて遠い君
隣り合わ...
北風が南風に変わる頃
この季節も終わりを告げる
花のつぼみは開こうとし
重いコートも軽くなる
それは春一番
人々は春の訪れを喜び
雪解けの音はさらに大きく
黒い土が顔をのぞかせる
去年はあなたと風の中を
肩よせながら歩いた
「早く咲くといいね」
つぼみを覗き込みながら
「愛しているよ」
...
夕暮れ時の道を歩けば
子供たちの笑い声
もう家に帰る時間だよ
そんなことを思いながら
私の帰る所はどこだろう
それは一つしかない
あなたの胸の中
まだかなわないけれど
段々と暗くなっていく
橋の上から眺めると
川面も黒く流れていく
行きつく場所を目指して
は切り言わなきゃ伝わらない
感じ...