「あのさ…」で始まったあなたの言葉
暗く 深く突き刺さって
私の心が血を流した
ピリオドを打つには「ごめんな」なんて
あまりに軽すぎる
今までの私は何だったの
あなたを苦しめただけなの
どこが悪かったのか言って
もう取り返せないあなただけど
その存在だけが真実だった
もう何も見...
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「あのさ…」で始まったあなたの言葉
暗く 深く突き刺さって
私の心が血を流した
ピリオドを打つには「ごめんな」なんて
あまりに軽すぎる
今までの私は何だったの
あなたを苦しめただけなの
どこが悪かったのか言って
もう取り返せないあなただけど
その存在だけが真実だった
もう何も見...
夜の風が涼しくなった公園で
音楽を聴きながら
あなたの好きだったあの曲は
なんていうタイトルだったろう
歌手は知っているけれど
あの頃はそればかりを聞いていた
二人ドライブする時も
部屋で一人いる時も
出かける街の中でも
でも どこにいったんだろう
悲しい曲だった
切なさがこみあげてくる
そ...
悲しいラブソングか
並べられたCDを聞きながら
頭の中を空にしたつもりでも
浮かんでくる
あの日の二人のこと
絡めあったその手が
いつしか離れて
歩みもそろわなくなって
言葉も少なくなって
愛を探しあった二人
もしかしたら こんな日が
来ることを予感していたのかもしれない
でも見るのが怖くて...
あなたがいなくなった
ぽっかりと空いたその中に
何を埋めようというのか
想いさえ届かないそこに
今はもう会えないことが
辛いとか悲しいとかいうことじゃなくて
うつろになったあなたの影に
もう届かない私の手
あなたがどこにいようと
かまいはしないけれど
あったはずのぬくもりが
季節の風に冷えて...
あなたはいつも
私に話しかける
彼女は何が好きだとか
どんな話をしたらいいのとか
どんなものを贈ろうとか
あなたはいつも
カフェに私を誘う
恋の相談事
「メールをもらえるようになったよ」
そんなことは私は知らない
いつもいつも
彼女の話ばかり
私だって好きなのに
あなたのことを好きなのに
笑...