Nicotto Town


みっちょん恋愛の詩


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移ろう中で

強い風が吹く度に
季節が一つ変わっていく
いつの間にか季節はもう
足元に忍び寄って
長く影を落とす


移ろうそのなかで
生き残った者は何だろう
心も崩れ去って
つなぎとめようとしても
手のひらから落ちていく


もう少ししたら
色づく季節が来て
その中を歩きながら
過ぎ去ったあの頃を思い出しても
...

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おびえ

あなたに私のすべてを
見せたら
あなたは去っていくかもしれないと
思った私の心は
本当の愛だったのでしょうか


恋におびえたこの心を
抱えながら
あなたと過ごした日々は
もしかしたらふりをしていただけだと
あなたは見抜いていたでしょうか


この日を迎えたのは
カレンダーがさし進めただけで
何の意...

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切符

「旅に行こうね」って言ってたのに
あなたの手のひらの切符は
片道切符だった
私の手のひらには
往復切符が残されて


あなたが向かったのは
どこの駅なんだろう
二人の愛の行方は
どこに行ったんだろう
考えても考えても出てこない


変わりゆく季節が
あなたの心も変えたのか
とどまることを知らない季節...

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明日へ

手のひらに乗っていた君
ころころと笑っていた君
時々 頬を赤らめながら
愛を語った君
そして手のひらから落ちていった君


握りしめたら
苦しい思いをしただろう
だからできなかった
でも君がここから出ていくなんて
わからなかった


僕らはいつも
歩いていたね
手を握りながら
笑っていたね
木々の光...

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別れの季節

二人で行きついた交差点
私は左に
あなたは右に
まん中にはまっすぐに
道があったのに


お互い結ばれない身だった
それは分かっていた
いつも限られたひと時を
大切に育ててきた
後ろめたさを感じながら


なぜ二人は出会ったのか
なぜ愛し合うようになったのか
身を任せるまでになった
二人になったのか...

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